(仮訳)クイーンズランド州北東部産のInocephalus virescens(新組み合わせ)およびAlboleptonia stylophoraの観察
Largent, DL. & Abell-Davis, SE., 2011.Observations on Inocephalus virescens comb. nov. and Alboleptonia stylophora from northeastern Queensland. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000116/00000001/art00027 [Accessed January 31, 2017].
【R3-03711】2017/01/31投稿

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3行まとめ

オーストラリア、クイーンズランド州北東部で初めて採集されたEntoloma virescensに対して新組み合わせInocephalus virescensを提唱した。
本種は子実体が青色で苦味があり、担子胞子が菱形で、縁シスチジアが棍棒形で細胞質が帯黄緑色であることなどで特徴づけられた。
また、オーストラリア新産種としてAlboleptonia stylophoraを報告した。

(新組み合わせ、クイーンズランド州北東部新産種)

Inocephalus virescens (Berk. & M.A. Curtis) Largent & Abell-Davis
旧名:Entoloma virescens (Sacc.) E. Horak ex Courtec.
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【よく似た種との区別】
Rhodophyllus holocyaneus
縁シスチジアが棍棒形
傘シスチジアが円筒状棍棒形
油管菌糸を多数有する
菌糸にクランプを有する
本種と異なり子実体の味が初め苦く、すぐに辛味があるのではなく温和
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子がほとんどの場合四角形で時に五角形なのではなく常に四角形である
Entoloma aeruginosum
本種と異なり子実体の味が初め苦く、すぐに辛味があるのではなく温和
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子がほとんどの場合四角形で時に五角形なのではなく四角形である
Entoloma hochstetteri
本種と異なり子実体が鈍青色
本種と異なり子実体の変色性が帯緑青色、のちに傘頂部が黄褐色に変色するのみである
本種と異なり柄の肉が特に基部において帯青緑色に変色する
本種と異なり子実体の味が初め苦く、すぐに辛味があるのではなく特に味がない
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり側シスチジアを欠く
本種と異なり縁シスチジアが棍棒形ではなく狭窄した紡錘状
本種と異なり偽シスチジアを欠く
Entoloma altissimum
本種より柄がずっと長い
本種と異なり子実体の味が初め苦く、すぐに辛味があるのではなく特に味がない
本種と異なり偽シスチジアを欠く
本種と異なり油管菌糸を欠く

(オーストラリア新産種)

Alboleptonia stylophora (Berk. & Broome) Pegler
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