(仮訳)トウモロコシの栽培に関連するシストバシディウム目の新種、Occultifur kilbournensis
Kurtzman, CP. & Robnett, CJ., 2015. Occultifur kilbournensis f.a. sp. nov., a new member of the Cystobasidiales associated with maize (Zea mays) cultivation. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-015-0427-1 [Accessed August 28, 2015].
【R3-02142】2015/08/28投稿

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3行まとめ

米国イリノイ州においてトウモロコシおよび周囲の土壌から分離された酵母の一種を検討し、Occultifur kilbournensisとして新種記載した。
本種は培養下で鈍赤色のコロニーを形成し、菌糸、クランプ、および少数の担子器様構造が認められた。
D1/D2およびITS領域の解析の結果、本種はO. externusに最も近縁であった。
Kilbourne, Illinois

(新種)

Occultifur kilbournensis Kurtzman & Robnett
語源…キルボーン産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Occultifur externus
担子器(様構造)の形態が類似している
37°Cで生育不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりDL-乳酸を資化不能
本種と異なりメチル-α-D-グルコシド、N-アセチル-D-グルコサミンを資化不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(D1/D2に15塩基の置換、ITSに13塩基の置換および7塩基のインデル)
Occultifur brasiliensis
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり37°Cで生育可能
本種と異なりスクロース、D-アラビノースを資化不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される