(仮訳)コスタリカ産の新属新種Occultitheca costaricensisおよび新種Apiocamarops pulvinata
Rogers, JD. & Ju, Y-M. 2003. Occultitheca costaricensis gen. et sp. nov. and Apiocamarops pulvinata sp. nov. from Costa Rica. Sydowia. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/Sydowia_55_0359-0364.pdf [Accessed April 29, 2024] 【R3-11653】2024/4/29投稿

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3行まとめ

コスタリカで採集された2種の菌を検討し、それぞれ新属新種Occultitheca costaricensis、新種Apiocamarops pulvinataとして記載した。
前者は樹皮下の腐朽材に子嚢殻が群生し、孔口が樹皮を貫通し、子嚢胞子は褐色平滑で短い発芽溝を有し、後者は子実体が比較的巨大なクッション形で平滑、子嚢殻はほぼ球形、孔口は臍状で、子嚢胞子は楕円形で不等の2細胞からなり、片方は褐色、もう片方は無色であった。
子嚢殻が埋生するクロサイワイタケ科菌類の属レベルの検索表を掲載した。
Costa Rica, Alajuela Prov., Cordillera central Conservation Area, Alberto Manuel Brenes Biological Reserve, vie. San Ramon

(新種)

Occultitheca costaricensis J.D. Rogers & Y.M. Ju
語源…(属名)隠れた箱(子嚢殻の位置から)/(種小名)コスタリカ産の
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【よく似た種との区別】
Ascovirgaria spp.
本種と異なり子座が退化的である
本種と異なり子嚢殻が材ではなく樹皮に埋生する
本種と異なり子嚢胞子が成熟時単細胞である
本種と異なり無性世代が知られている
Costa Rica, Alajuela Prov., Cordillera central Conservation Area, Alberto Manuel Brenes Biological Reserve, vie. San Ramon

(新種)

Apiocamarops pulvinata J.D. Rogers & Y.M. Ju
語源…クッション形の
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【よく似た種との区別】
Apiocamarops cryptocellula
本種と異なり子座が橙色でない
本種と異なり子座がクッション形で孔口を囲むドーナツ型の輪状に隆起するという特徴を欠く
Apiocamarops alba
本種と異なり子座が橙色でない
本種と異なり子座がクッション形で孔口を囲むドーナツ型の輪状に隆起するという特徴を欠く