(仮訳)19世紀に採集され21世紀に命名された新種、Octospora splachnophila
Benkert, D. & Kristiansen, R., 2011. Octospora splachnophila Benkert et Kristiansen spec. nov. (Ascomycota, Pezizales): Im 19. Jahrhundert gesammelt, im 21. Jahrhundert benannt. Zeitschrift für Mykologie. Available at: http://www.nags.net/Roy_kristiansen/Mycology/Octospora%20splachnophila.pdf [Accessed December 3, 2016].
【R3-03533】2016/12/03投稿

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3行まとめ

1866年にフィンランドにおいてKarstenにより採集された標本を再検討し、新種Octospora splachnophilaとして記載した。
本種はウシの糞上に発生したオオツボゴケ属のコケを宿主とし、子嚢胞子が小型で表面が疣状であり、側糸が特徴的な弓状屈曲を示すことなどで特徴づけられた。
本種はその後ノルウェーの数ヶ所でも見出され、全標本が北緯60-64度の範囲においてウシの糞上に発生しいた。
Norway, Buskerud, Hol, Geiteryggen, Kittilsbuflaten

(新種)

Octospora splachnophila Benkert & Kristiansen
語源…オオツボゴケ属を好む
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Octospora similis
コケを宿主とする
子嚢胞子が楕円形
子嚢胞子表面に一様でない分離した疣を有する
側糸が弓状に屈曲することがある
本種と異なりオオツボゴケ属ではなく別のコケを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい
本種と異なり側糸が杖状に屈曲することがある
Octospora heterosculpturata
コケを宿主とする
本種と異なりオオツボゴケ属ではなくハリガネゴケ属のコケを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズがかなり大きい
本種と子嚢胞子表面の装飾が異なる
Octospora moravecii
コケを宿主とする
子嚢胞子の装飾が類似している
本種と異なりオオツボゴケ属ではなく別のコケを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい