(仮訳)旧熱帯産の葉上生地衣の新種、Opegrapha viridistellata
Sérusiaux, E., Lücking, R. & Sparrius, LB. 2008. Opegrapha viridistellata (Roccellaceae), a new foliicolous lichen species from the Paleotropics. Mycotacon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/230604662_Opegrapha_viridistellata_Roccellaceae_a_new_foliicolous_lichen_species_from_the_Paleotropics [Accessed June 29, 2019] 【R3-06357】2019/6/29投稿

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3行まとめ

葉上生地衣の一種を検討し、Opegrapha viridistellataとして新種記載した。
本種はパプアニューギニア、タイ、オーストラリア、ニューカレドニア、日本、セイシェル、およびコートジボワールから報告されていたが、全てnomen nudumであった。
本種は地衣体が帯灰緑色で子器が部分的に分枝し、子嚢胞子に主に4隔壁を有し、粉子器を豊富に形成することなどで特徴づけられた。
Papua New Guinea: Madang prov., bridge over Gogol river, road from Lae about 15 km from Madang

(新種)

Opegrapha viridistellata Sérus., Lücking & Sparrius
語源…緑色の星の(子器の色と形状から?)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Opegrapha vegae
本種と異なり子器が薄い地衣体の層に覆われるのではなく露出し、地衣体の組織に覆われない
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(3-)4ではなく(1–)3
本種より”microconidia”が僅かに長い
Opegrapha ectolechiacearum
子器の形態が非常に類似している
子嚢胞子の形態が非常に類似している
本種と異なり植物の葉ではなく地衣に生じる
本種と異なり子嚢胞子が老成すると帯褐色になる
本種と異なり子嚢胞子に老成すると装飾を有する