(仮訳)新種Oxyporus piceicolaおよび中国産本属菌の検索表
Cui, B-K. & Dai, Y-C., 2009. Oxyporus piceicola sp. nov. with a key to species of the genus in China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000109/00000001/art00041 [Accessed June 28, 2017].
【R3-04157】2017/06/28投稿

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3行まとめ

中国青海省および四川省においてトウヒ属植物の切り株に発生した菌を検討し、Oxyporus piceicolaとして新種記載した。
本種は専らトウヒ属植物を宿主とし、子実体が一年生で背着生、担子胞子が楕円形薄壁で、シスチジアの頂部に結晶を伴うことなどで特徴づけられた。
中国産Oxyporus属菌の検索表を掲載した。
中国青海省海東市互助トゥ族自治県北山国家森林公園

(新種)

Oxyporus piceicola B.K. Cui & Y.C. Dai
語源…トウヒ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Oxyporus obducens
中国に分布する
子実体が一年生
子実体が背着生
孔口のサイズが類似している
担子胞子が楕円形
シスチジアを豊富に有する
シスチジアが棍棒形
シスチジアが厚壁
シスチジアに結晶を伴う
実質から菌糸状シスチジアが生じる
本種と異なりトウヒ属ではなく被子植物の材に発生する
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子のQ値が小さい
Oxyporus subpopulinus
中国西部に分布する
トウヒ属植物を宿主とする
本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生
本種と異なり子実体が背着生ではなく顕著な傘を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
Oxyporus corticola
中国に分布する
同じトウヒ属植物を宿主とすることがある
子実体が一年生
子実体が背着生
シスチジアが棍棒形
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり子実層シスチジアが子実下層から生じる