2018年5月6日 (仮訳)中国において土壌から分離された新種、Paecilomyces wawuensis He, J. et al., 2011. Paecilomyces wawuensis, a new species isolated from soil in China. Mycotaxon. Available at: https://doi.org/10.5248/115.303 [Accessed May 5, 2018]. 【R3-05096】2018/5/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国四川省において土壌から分離された菌を検討し、Paecilomyces wawuensisとして新種記載した。 本種はツァペック培地での生長が遅く、コロニーが白色で、ワイン色の水溶性色素を産生した。 また、本種はフィアライドが円筒形で長い頸部を有し、分生子が楕円形~卵形で小刺状であることなどで特徴づけられた。 中国四川省瓦屋山 (新種) Paecilomyces wawuensis Jin He, J.C. Kang & B.X. Lei 語源…瓦屋(山)産の 【よく似た種との区別】 Paecilomyces carneus 分生子表面が小刺状 Cz培地でのコロニーが白色 ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりCz培地でのコロニーのリバースが”sandy beige”ではなく”olive drab”である 本種と異なりフィアライドが円筒形およびアンプル形ではなく円筒形 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が楕円形または卵形~類球形ではなく類球形~楕円形 本種と異なり厚壁胞子を欠く ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Paecilomyces gunnii 分生子表面が小刺状 厚壁胞子を有する ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりCz培地でのコロニーが白色ではなく灰色 本種と異なりCz培地でのコロニーのリバースが”sandy beige”ではなく褐色である 本種と異なりフィアライドが円筒形およびアンプル形ではなく円筒形 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が楕円形または卵形~類球形ではなく類楕円形または類卵形 ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Taifanglania curticatenata 分生子表面が小刺状 本種と異なりフィアライドが輪生するのではなく単生する