2014年2月1日 (仮訳)カタグロミドリメクラガメに感染するPandora属菌の新種、Pandora guangdongensis Jia. C-S. & Hong. B., 2013. Pandora guangdongensis, a new species of Pandora infecting Cyrtorhinus lividipennis Mycosystema. Available at: http://journals.im.ac.cn/JWXTCN/ch/reader/create_pdf.aspx?file_no=13050785 [Accessed January 31, 2014]. 【R3-00341】2014/02/01投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国広東省の水田で発見された、カタグロミドリメクラガメに感染する病原菌をPandora guangdongensisとして新種記載した。 野外での感染率は10月をピークとして、成虫で最大18.5%、幼虫で最大8.9%であった。 野外調査の度に斃死個体を解剖したが、本種の休眠胞子は見出されず、分布域が亜熱帯地域であるため休眠胞子を形成しない可能性が考えられた。 中国広東省韶関市曲江区大塘鎮 (新種) Pandora guangdongensis C.S. Jia & B. Hong 語源…広東産の 【よく似た種との区別】 Pandora minutospora カメムシ目昆虫を宿主とする 本種と異なり中国ではなくスイスに分布する 本種と異なりカタグロミドリメクラガメではなく同じカスミカメムシ科のTrigonotylus ruficornisを宿主とする 本種と異なり子実層が緑色を帯びず白色 本種より一次分生子のサイズが小さい 本種と異なり一次分生子が卵形~楕円形ではなく洋梨形 Pandora heteropterae カメムシ目昆虫を宿主とする 本種と異なり中国ではなくポーランドおよび米国に分布する 本種と異なりカタグロミドリメクラガメではなくサビイロカスミカメを宿主とする 本種と異なり子実層が緑色を帯びず白色 本種より一次分生子のサイズが小さい 本種と異なり仮根の末端が不規則に分枝する Pandora neoaphidis 形態的に類似している 宿主昆虫が異なる(アブラムシ) 本種と異なり子実層が緑色を帯びず黄色 本種より一次分生子のサイズが大きい Pandora delphacis 形態的に類似している 宿主昆虫が異なる(ウンカ) 本種と異なり子実層が緑色を帯びず灰白色 本種より一次分生子のサイズが大きい 本種と異なり仮根を持たない Pandora cicadellis 形態的に類似している 宿主昆虫が異なる(ヨコバイ) 本種と異なり子実層が緑色を帯びず淡褐色~灰褐色 本種より一次分生子のサイズが小さい