(仮訳)香港においてSchoenoplectus litoralisの老成した稈に生じた新種Paraphaeosphaeria schoenoplecti
Wong, MKM, Goh, T-K. & Hyde, KD. 2000. Paraphaeosphaeria schoenoplecti sp. novo from senescent culms of Schoenoplectus litoralis in Hong Kong. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/FD_4_171-179.pdf [Accessed February 4, 2023] 【R3-10305】2023/2/5投稿

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3行まとめ

香港の湿地帯においてSchoenoplectus litoralisの稈に生じた菌を検討し、Paraphaeosphaeria schoenoplectiとして新種記載した。
本種は子嚢胞子が3細胞からなり、中央の細胞が両端の細胞より顕著に短く、粘液質の鞘に包まれることなどで特徴づけられた。
Paraphaeosphaeria属の検索表を掲載した。
香港新界米埔湿地第九基圍

(新種)

Paraphaeosphaeria schoenoplecti M.K.M. Wong, Goh & K.D. Hyde
語源…フトイ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Paraphaeosphaeria concentrica
子嚢胞子の隔壁数が常に2
本種と異なり子嚢が無柄ではなく短い柄を有する
本種より子嚢胞子が顕著に短い
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく粗面
Paraphaeosphaeria michoti
子嚢胞子の隔壁数が常に2
本種と異なりフトイ属ではなくサトウキビ属やその他の草本などに生じる
本種と異なり葉の斑点病の病原菌として知られている
本種と異なり宿主の稈ではなく葉に生じる
本種と異なり子嚢が無柄ではなく短い柄を有する
本種より子嚢胞子が顕著に短い
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく粗面
Paraphaeosphaeria microspora
子嚢胞子表面が平滑
子嚢胞子の隔壁数が常に2
本種と異なり子嚢が無柄ではなく短い柄を有する
本種より子嚢胞子が顕著に短い
本種と異なり子嚢胞子が鞘に包まれるという特徴を欠く