(仮訳)Parascedosporium属およびその類縁菌:系統および生態学的傾向
Lackner, M. & de Hoog, GS, 2011. Parascedosporium and its relatives: phylogeny and ecological trends. IMA Fungus. …. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3317366/ [Accessed November 10, 2014].
【R3-01268】2014/11/10投稿

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3行まとめ

Scedosporium属およびその類縁菌(Graphium属、Parascedosporium属など)を対象に分子系統解析を行った。
系統ごとに土壌菌、キクイムシとの共生菌、日和見感染菌などの異なる生態学的傾向が示された。
新組み合わせParascedosporium putredinisはかつてヒトの菌腫と関連付けられたが、再検討の結果、本種が病原菌である証拠は見出されなかった。
東京都小笠原村父島字小曲

(新組み合わせ)

Parascedosporium putredinis (Corda) Lackner & de Hoog
旧名:Graphium putredinis (Corda) S. Hughes、Doratomyces putredinis (Corda) F.J. Morton & G. Sm.など(基礎異名はStysanus putredinis Corda)
※本種のエピタイプを指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Scedosporium prolificans
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヒトの日和見感染菌として知られている(本種と菌腫を関連付ける報告も1件あるが組織病理学的証拠を欠き疑問)
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される