(仮訳)Caesalpinia bonducを宿主とする新種Passalora caesalpiniicola
Kumar, S. & Singh, R., 2016. Passalora caesalpiniicola sp. nov. from India on Caesalpinia bonduc. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2016/00000131/00000001/art00005 [Accessed June 4, 2016].
【R3-02989】2016/06/05投稿

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3行まとめ

インドの亜熱帯林においてCaesalpinia bonducの生葉に発生した菌を検討し、Passalora caesalpiniicolaとして新種記載した。
本種は宿主の葉の下面に暗褐色~黒色の病斑を生じ、分生子柄が子座から束生し、分生子が帯オリーブ色~帯オリーブ色の倒棍棒形~倒棍棒状円筒形であることなどで特徴づけられた。
本種はジャケツイバラ類を宿主とする同属他種とはいずれも形態的に異なっていた。
India, Uttar Pradesh, Nichlaul forest, Mahrajganj

(新種)

Passalora caesalpiniicola Sh. Kumar & Raghv. Singh
語源…ジャケツイバラ属に生じる
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Passalora caesalpiniae
同じジャケツイバラ属植物を宿主とする
宿主の葉に病斑を生じる
本種と異なり葉の下面ではなく両面に病斑を生じる
本種より子座のサイズが小さい
本種と異なり分生子柄が1-6本からなる束ではなく大型の束をなす
本種より分生子柄のサイズが小さい
本種と異なり分生子柄表面が平滑ではなく小疣状
本種と異なり分生子が単生せず鎖生する
本種より分生子のサイズが小さい
Passalora aenea
同じジャケツイバラ類を宿主とする
分生子が単生する
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子の隔壁数が3-5ではなく2-5
Passalora bauhiniicola
同じジャケツイバラ類を宿主とする
分生子が単生する
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子の隔壁数が3-5ではなく3-8
Passalora cercidicola
同じジャケツイバラ類を宿主とする
分生子が単生する
分生子の隔壁数が3-5
本種より分生子が長い
Passalora schizolobii
同じジャケツイバラ類を宿主とする
分生子が単生する
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく小疣状
本種と異なり分生子の隔壁数が3-5ではなく1-8
Passalora chamaecristae
同じジャケツイバラ類を宿主とする
分生子が単生する
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の隔壁数が3-5ではなく1-5