(仮訳)中国において植物の葉から分離された三輪生の新種、Penicillium kongii
Wang, B. & Wang, L. 2013. Penicillium kongii, a new terverticillate species isolated from plant leaves in China. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3852/13-022 [Accessed November 25, 2023] 【R3-11185】2023/11/25投稿

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3行まとめ

中国において植物の葉面から分離された菌を検討し、Penicillium kongiiとして新種記載した。
本種は生長が制限され、筆状体が三輪生、分生子が卵状~楕円形で平滑~微細な粗面、赤色の可溶性色素を有することなどで特徴づけられた。
本種はBrevicompacta節に含められ、分子系統解析で独自の系統を形成した。
中国チベット自治区ニンティ地区工布江達鎮

(新種)

Penicillium kongii L. Wang
語源…中国の菌学者、孔貨忠教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Penicillium neocrassum
CaMに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄がずっと長い
本種より分生子のサイズが比較的小さい
本種と異なり分生子が卵状~楕円形ではなく楕円形
本種と異なり菌核を有するのではなく欠く
本種と異なり赤色の水溶性色素を有するのではなく欠く
CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Penicillium bialowiezense
形態的に類似している
CaMに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が卵状~楕円形ではなく球形~楕円形
本種と異なりCYA培地で黄褐色の滲出物を生じるのではなく透明な滲出物を生じる
本種と異なりYES培地で赤色の水溶性色素を有するのではなく欠く
CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Penicillium brevicompactum
形態的に類似している
CaMに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄が比較的長い
本種と異なりYES培地で赤色の水溶性色素を有するのではなく欠く
本種よりCZおよびCYA培地での生長が遅い
CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される