(仮訳)それぞれオーストラリアとウガンダにおいてAcacia mearnsiiに発生した、新種Pesotum australiおよびOphiostoma quercus
Kamgan Nkuekam, G. et al., 2008. Pesotum australi sp. nov. and Ophiostoma quercus associated with Acacia mearnsii trees in Australia and Uganda, respectively. Australasian Plant Pathology. Available at: http://www.publish.csiro.au/ap/ap08027 [Accessed May 27, 2017].
【R3-04062】2017/05/28投稿

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3行まとめ

ウガンダおよびオーストラリアにおいてAcacia mearnsiiから分離されたPesotum属菌を検討した。
コロニーの色およびシンネマ、子嚢果の形成に基づき、オーストラリア産菌株に1つ、ウガンダ産菌株に3つの形態型を認めた。
オーストラリア産の形態型をPesotum australiとして新種記載した。
Australia, Victoria, Cann River

(新種)

Pesotum australi Kamgan-Nkuekam, Jacobs & Wingfield
語源…オーストラリアの
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【よく似た種との区別】
Ophiostoma quercus
オーストラリアに分布する
同じAcacia mearnsiiから分離される
OMA培地での培養性状が類似している
ITS、β-チューブリン、nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりウガンダなどにおける分布が知られている
本種と異なりPinus radiataEucalyptus grandisQuercus roburなどが宿主として知られている
本種と異なりテレオモルフが知られている
本種と異なりシンネマ末端に分生子がクリーム色の塊ではなく粘液質の滴をなす
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が長楕円形~円筒形ではなく卵状~楕円形
本種と異なり30°Cで生育不能ではなく32°Cでも生育できる
β-チューブリン、nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(ウガンダ新産種)

Ophiostoma quercus (Georgev.) Nannf.
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【よく似た種との区別】
Pesotum australi
オーストラリアに分布する
同じAcacia mearnsiiから分離される
OMA培地での培養性状が類似している
ITS、β-チューブリン、nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりウガンダなどにおける分布が知られていない
本種と異なりPinus radiataEucalyptus grandisQuercus roburなどが宿主として知られていない
本種と異なりテレオモルフが知られていない
本種と異なりシンネマ末端に分生子が粘液質の滴ではなくクリーム色の塊をなす
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が卵状~楕円形ではなく長楕円形~円筒形
本種と異なり32°Cでも生育できるのではなく30°Cで生育不能
β-チューブリン、nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される