(仮訳)形態形質およびITS rDNAに基づく韓国産Sparassis latifoliaの系統関係
Ryoo, R. et al., 2013. Phylogenetic Relationships of Korean Sparassis latifolia Based on Morphological and ITS rDNA Characteristics. Journal of Microbiology. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s12275-013-2503-4 [Accessed July 13, 2014].
【R3-00902】2014/07/13投稿

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3行まとめ

韓国産のハナビラタケ属菌の標本を再検討、再同定し、韓国からSparassis latifoliaを初めて報告した。
韓国産の標本が中国産の標本と形態的によく一致することを示した。
分子系統解析では韓国・中国・日本産の本種が北米西部産のS. radicataと単系統群を形成し、系統関係は地理的分布をよく反映していた。

(韓国新産種)

Sparassis latifolia Y.C. Dai & Zheng Wang
ハナビラタケ
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【よく似た種との区別】
Sparassis radicata
クランプを持つ
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
本種と異なり東アジアではなく北米に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sparassis crispa
クランプを持つ
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
本種と異なり東アジアではなく北米およびヨーロッパに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される