(仮訳)海生の腹菌、Nia vibrissaの系統関係
Binder, M., Hibbett, DS. & Molitoris, HP. 2001. Phylogenetic relationships of the marine gasteromycete Nia vibrissa. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.2001.12063199 [Accessed August 18, 2022] 【R3-09795】2022/8/18投稿

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3行まとめ

海生菌の一種、Nia vibrissaの系統関係を検討した。
分子系統解析により本種がHenningsomyces candidusに近縁であることが示唆された。
本種は18属の陸生腹菌類のいずれとも近縁ではなく、同担子菌類における腹菌型の生活様式の独立起源が示された。

(その他掲載種)

Nia vibrissa R.T. Moore & Meyers
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Henningsomyces candidus(パイプタケ)
材生息菌である
子実体が小型
子実体表面が有毛である
mtSSU+mtLSU+nrSSU+nrLSU、mtSSU、mtLSU、nrSSU、nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体の毛が屈曲し、二叉分岐することもあるのではなく不規則に指状に分岐する
mtSSU+mtLSU+nrSSU+nrLSU、mtSSU、mtLSU、nrSSU、nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される