(仮訳)サンパウロ州、セーハ・ダ・カンタレイラ州立公園産のムカデゴケ科葉状地衣 (3):Physcia属地衣
Benatti, MN. & Marcell, MP. 2019. Physciaceae foliosas do Parque Estadual da Cantareira, estado de São Paulo. III. Espécies do Gênero Physcia. Rodriguésia. Available at: https://www.scielo.br/pdf/rod/v70/2175-7860-rod-70-e00642018.pdf [Accessed November 24, 2020] 【R3-07897】2020/11/24投稿

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3行まとめ

ブラジル、セーハ・ダ・カンタレイラ州立公園で採集された葉状地衣を報告した。
Physcia albaなどムカデゴケ属6種の記載文、写真などを掲載した。
また、これらの種を含む検索表を作成した。

(その他掲載種)

Physcia alba (Fée) Müll. Arg.
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【よく似た種との区別】
Physcia lobulata
同所的に分布する(ブラジル)
粉芽を欠く
本種と異なり小裂片を有する
本種と異なり下皮層が白色~淡クリーム色ではなく褐色~暗褐色で縁部のみ白色
本種と異なり下皮層が繊維菌糸組織ではなく異形菌糸組織からなる
Physcia tenuis
本種と異なり下皮層が白色~クリーム色でない
本種と異なり皮層がK+黄色でない
Physcia kalbii
本種と異なりシリアを有する
本種と異なり地衣体下面が白色ではなく褐色または黒色
本種と異なり下皮層が白色~クリーム色でない

(その他掲載種)

Physcia atrostriata Moberg
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(その他掲載種)

Physcia erumpens Moberg
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【よく似た種との区別】
Physcia krogiae
同所的に分布する(ブラジル)
粉芽塊が葉央に生じる
下皮層が異形菌糸組織からなる
本種と異なり地衣体下面が淡褐色~褐色で成熟時黒色の可能性があるのではなく帯褐灰色~暗褐色
本種と異なり粉芽塊が疎らではなく初め限局するがのちに密になる
本種と異なり粉芽塊が皮層の裂け目から生じるのではなく常に葉央に生じる
本種より”lacinia”のサイズが大きい

(その他掲載種)

Physcia krogiae Moberg
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【よく似た種との区別】
Physcia erumpens
同所的に分布する(ブラジル)
粉芽塊が葉央に生じる
下皮層が異形菌糸組織からなる
本種と異なり地衣体下面が帯褐灰色~暗褐色ではなく淡褐色~褐色で成熟時黒色の可能性がある
本種と異なり粉芽塊が初め限局するがのちに密になるのではなく疎ら
本種と異なり粉芽塊が常に葉央に生じるのではなく皮層の裂け目から生じる
本種より”lacinia”のサイズが小さい
Physcia sorediosa
同所的に分布する(ブラジル)
形態的に類似している(識別困難である)
本種と異なり地衣体下面が帯褐灰色~暗褐色ではなく暗褐色~帯黒色で縁部が淡色
本種と異なり粉芽塊が葉央ではなく葉縁に生じ、二次的に葉央にも分布する
本種と粉芽塊の形状が異なる
本種より”lacinia”のサイズが小さい

(その他掲載種)

Physcia lobulata (Flörke) Arnold
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(その他掲載種)

Physcia sorediosa (Vain.) Lynge
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【よく似た種との区別】
Physcia krogiae
同所的に分布する(ブラジル)
形態的に類似している(識別困難である)
本種と異なり地衣体下面が暗褐色~帯黒色で縁部が淡色ではなく帯褐灰色~暗褐色
本種と異なり粉芽塊が葉縁に生じ、二次的に葉央にも分布するのではなく葉央に生じる
本種と粉芽塊の形状が異なる
本種より”lacinia”のサイズが大きい
Physcia fragilescens
形態的に類似している(同種として扱われたことがある)
本種より子嚢胞子のサイズが大きい