(仮訳)イタリア南部においてオリーブの実腐病を引き起こす新種Phytophthora oleae
Ruano-Rosa, D. et al. 2018. Phytophthora oleae sp. nov. causing fruit rot of olive in southern Italy. Plant Pathology. Available at: https://bsppjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ppa.12836 [Accessed June 15, 2024] 【R3-11796】2024/6/15投稿

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3行まとめ

イタリア、カラブリア州においてオリーブの果実に生じた腐敗症状を検討した。
分離された卵菌の一種をPhytophthora oleaeとして新種記載し、病原性を接種試験により確かめた。
分子系統解析で本種はクレード2において、既に記載されたサブクレードと比較して基底的な位置に含まれた。
Italy, Calabria region, Vibo Valentia province

(新種)

Phytophthora oleae L. Schena, D. Ruano-Rosa, G.E. Agosteo & S.O. Cacciola
語源…オリーブ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phytophthora plurivora
イタリアに分布する
宿主に対する病原性が知られている
造精器が棍棒形
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主範囲が広い
本種と異なり果実ではなく土壌などから分離される
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される