2017年6月10日 (仮訳)従来知られていなかった独特の形質を有する盤菌の一種、Plicariella scabrosa Dougoud, R., 2012. Plicariella scabrosa (Pezizales), une discale aux caractères singuliers, dont certains demeuraient encore inconnus. Ascomycete.org. Available at: http://www.ascomycete.org/portals/0/volumes/AscomyceteOrg%2004-01%205-9.pdf [Accessed June 10, 2017]. 【R3-04103】2017/06/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スイス産のPlicariella scabrosaの標本を検討した。 本種は滲出物が空気に触れると無色から白色になり、固まるという独特の形質を有していたが、これは従来言及されていなかった。 本種と近縁種を含む形質比較表を掲載した。 (その他掲載種) Plicariella scabrosa (Cooke) Spooner 【よく似た種との区別】 Scabropezia flavovirens 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢全体がヨードで青色に染まる 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子に1つの油滴を含む 側糸の幅の範囲が重なる 髄層が絡み合い菌糸組織 托外被層が円形菌糸組織または多角菌糸組織 本種より子嚢盤のサイズが小さい 本種と異なり子実層面が暗褐色~緑色を帯びたほぼ黒色ではなく非常に暗色でほぼ黒色のオリーブ色 本種と異なり子嚢盤外面の疣が帯桃赤褐色、帯赤褐色、非常に暗色の赤褐色ではなく暗褐色 本種と異なり肉からの滲出物が初め無色でのちに白色になり固まるのではなく無色 本種と異なり子実下層が円形菌糸組織および多角菌糸組織ではなく絡み合い菌糸組織 本種と異なり子嚢胞子が褐色ではなく淡褐色 本種と異なり子嚢胞子の装飾が截断状の疣状、円錐形ではなく非常に微細かつ規則的な小疣状 本種と異なり側糸に帯黄褐色の小滴を含む Scabropezia echinophora 子嚢全体がヨードで青色に染まる 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の装飾の丈の範囲が重なる 子嚢胞子に1つの油滴を含む 側糸の幅の範囲が重なる 髄層が絡み合い菌糸組織 托外被層が円形菌糸組織または多角菌糸組織 本種と異なり子実層面が暗褐色~緑色を帯びたほぼ黒色ではなく緑色を帯びる黒色 本種と異なり子嚢盤外面の疣が帯桃赤褐色、帯赤褐色、非常に暗色の赤褐色ではなく暗褐色または黒色 本種と異なり肉からの滲出物が初め無色でのちに白色になり固まるのではなく無色 本種と異なり子実下層が円形菌糸組織および多角菌糸組織ではなく円形菌糸組織 本種より子嚢のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が褐色ではなく無色 本種と異なり子嚢胞子の装飾が截断状の疣状、円錐形ではなく截断状の刺状