2024年3月2日 （仮訳）中国産のPluteus属Celluloderma節の新種、Pluteus aurantioruber Xu, J. et al. 2023. Pluteus aurantioruber, a new species of Pluteus section Celluloderma (Pluteaceae) from China. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.629.1.5 [Accessed March 2, 2024] 【R3-11481】2024/3/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国広東省で採集された菌を検討し、Pluteus aurantioruberとして新種記載した。 本種は地上またはコケ上に生じ、傘が明橙赤色～橙色、柄が小型の鱗片に覆われ、担子胞子が類球形～広楕円形、縁シスチジアが棍棒形および嘴状であることなどで特徴づけられた。 本種はITS領域に基づく分子系統解析でCelluloderma節クレードに含まれ、縁シスチジアが嘴状の種とグループを形成した。 中国広東省広州市白雲区広東省農業科学院白雲実験基地 （新種） Pluteus aurantioruber Jiang Xu & T.H. Li 語源…橙赤色の（傘の色から） 【よく似た種との区別】 Pluteus aurantiorugosus（ヒイロベニヒダタケ） 中国に分布する 子実体が橙色系 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本、ヨーロッパ、北米、北アフリカにおける分布が知られている 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するという特徴を欠く 本種と異なり柄シスチジアが集まりをなすという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus aurantiorugosus var. aurantiovelatus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくイタリアなどに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus aureovenatus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくブラジルなどに分布する 本種と異なり傘が濃い帯黄橙色 本種と異なり傘表面が顕著な脈状 本種より担子胞子が球形に近い 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus aurantipes ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する 本種と異なり地上およびコケ上ではなく落葉樹の腐朽材などに生じる 本種と異なり傘表面がビロード状で中央部に豊富に鱗片を伴う 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するのではなく頂部が丸い 本種と異なり傘表皮が毛状被 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus flammans ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくスロバキア、ハンガリーなどに分布する 本種と異なり地上およびコケ上ではなく落葉樹の腐朽材などに生じる 本種と異なり傘表面がビロード状で中央部に豊富に鱗片を伴う 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するのではなく頂部が丸い 本種と異なり傘表皮が毛状被 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus horakianus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくメキシコなどに分布する 本種と異なり襞縁部が赤橙色 本種と異なり柄が暗橙赤色 本種と異なり柄シスチジアを有するのではなく欠く 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus nevadensis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくメキシコなどに分布する 本種と異なり柄基部が濃橙色 本種と異なり側シスチジアが瓶形で短いか細長い頸部を有する 本種と異なり縁シスチジア頂部に嘴を有するという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮細胞が類紡錘形～棍棒形ではなく球状有柄 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus flammipes 同じCelluloderma節に含まれる 子実体が橙色～赤色を帯びる 縁シスチジアが嘴状 本種と異なり中国ではなくチリなどに分布する 本種と異なり傘が褐色 本種と異なり傘表面が放射状の脈状 本種と異なり襞縁部が橙色 本種と異なり柄が赤橙色 Pluteus laetus 同じCelluloderma節に含まれる 子実体が橙色～赤色を帯びる 縁シスチジアが嘴状 本種と異なり中国ではなくボリビアなどに分布する 本種と異なり傘が赤色 本種と異なり襞が赤色で黄色を帯びる 本種と異なり傘表皮細胞が球形 Pluteus aurantiacus 本種と異なり中国ではなくアメリカ大陸などに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子が球形に近い 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない Pluteus laetifrons 本種と異なり中国ではなくアメリカ大陸などに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子が球形に近い 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない Pluteus laetifrons var. bolivianus 本種と異なり中国ではなくアメリカ大陸などに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子が球形に近い 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない Pluteus flavomarginatus アジアに分布する 本種と異なり中国ではなくスリランカなどに分布する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より縁シスチジアのサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない 本種より傘表皮細胞のサイズが小さい 本種と異なり傘表皮細胞が類紡錘形～棍棒形ではなく有柄 Pluteus aurantiopustulatus 子実体が橙赤色を帯びる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない 本種と異なり傘表皮が細長い細胞からなる”hispidoderm”状である Pluteus rubrotomentosus 子実体が橙赤色を帯びる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない 本種と異なり傘表皮が細長い細胞からなる”hispidoderm”状である Pluteus brunneovenosus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくイタリアなどに分布する 本種と異なり傘が淡褐色～褐色 本種と異なり傘表面の中央部が顕著な脈状 本種と異なり柄基部が灰色～暗灰色 本種と異なり柄表面が微粉状 本種と異なり担子胞子が広楕円形 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアが嘴状小嚢形～広紡錘形 本種と異なり傘表皮が毛状子実層状被で棍棒形～類紡錘形の時に頂部が嘴状の細胞からなる 本種と異なり柄シスチジアが棍棒形～紡錘形で頂部が嘴状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus dominicanus var. hyalinus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくブラジルなどに分布する 本種と異なり傘がベージュ色～淡褐色 本種と異なり柄が類白色～ベージュ色 本種と異なり縁シスチジアが嘴状でない 本種と異なり傘表皮が子実層状被で棍棒形～球状有柄の細胞からなる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される