2021年11月26日 （仮訳）Lepraria incanaに生じた新種Polycoccum anatolicumおよびトルコ産Polycoccum属菌の検索表 Halici, MG. et al., 2013. Polycoccum anatolicum sp. nov. on Lepraria incana and a key to Polycoccum species known from Turkey. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000124/00000001/art00007 [Accessed November 26, 2021] 【R3-08999】2021/11/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ トルコ、ウスパルタ県においてLepraria incanaに見出された地衣生菌の一種を検討し、Polycoccum anatolicumとして新種記載した。 本種は子嚢果が比較的小型の球形で、子嚢が8胞子性、子嚢胞子が比較的大型の小疣状であることなどで特徴づけられ、感染した部分は最終的に漂白された。 また、トルコ産Polycoccum属菌の検索表を掲載した。 Turkey, Isparta, Sütçüler, Yazılı Canyon （新種） Polycoccum anatolicum Halıcı & E. Akgül 語源…アナトリアの 【よく似た種との区別】 Polycoccum dzieduszyckii トルコに分布する 地衣生菌である 子嚢果のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子表面が小疣状 本種と異なりレプラゴケ属ではなくアナイボゴケ属地衣などを宿主とする 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく常に2胞子性 Polycoccum opulentum 地衣生菌である 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なりレプラゴケ属ではなくPolyblastia属、ゴイシゴケ属地衣などを宿主とする 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子実層のゼラチン質がヨードで青変する 本種より偽側糸の幅が広い Polycoccum squamarioides 地衣生菌である 子嚢果のサイズが類似している 本種と異なりレプラゴケ属ではなくデイジーゴケ属地衣などを宿主とする 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子表面が小疣状ではなく平滑 Polycoccum evae トルコに分布する 地衣生菌である 子嚢胞子表面が小疣状 本種と異なりレプラゴケ属ではなくDimelaena属地衣を宿主とする 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢胞子が短い Polycoccum crassum トルコに分布する 地衣生菌である 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢胞子表面が小疣状 本種と異なりレプラゴケ属ではなくツメゴケ属地衣などを宿主とする 本種より子嚢果のサイズがずっと大きい 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく常に4胞子性