(仮訳)ハラタケ型帽菌類の新種、Pseudobaeospora calcarea
Clémençon, H. & Ayer, F. 2007. Pseudobaeospora calcarea, a new species of agaricoid hymenomycetes. Persoonia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/nhn/pimj/2007/00000019/00000002/art00008 [Accessed May 8, 2018].
【R3-05104】2018/5/8投稿

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3行まとめ

スイス、ローヌ谷のマツ林においてコケ上などに発生した菌を検討し、Pseudobaeospora calcareaとして新種記載した。
本種は子実体が類白色で非常に辛い味があることなどで特徴づけられた。
本種は同じグループの他種とは、KOHで黄変しないこと、担子胞子の壁がトルイジンブルーで染色されないこと、傘表皮の構造が不規則的である点などが異なっていた。
‘Pfynwald’ near Susten VS, Switzerland

(新種)

Pseudobaeospora calcarea Clémençon & Ayer
語源…白亜質の(傘表面の性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudobaeospora albidula
本種と生態的に異なる
本種と異なり子実体が非常に辛いという特徴を欠く
本種と異なり傘上表皮を欠く
本種より傘表皮の構造が不規則ではなく規則的である
Pseudobaeospora paulochroma
本種と異なり子実体が非常に辛いという特徴を欠く
本種と異なり子実体がKOHで黄変する
本種と異なり担子胞子の壁が弱いメタクロマティックである
本種より傘表皮の構造が不規則ではなく規則的である
Pseudobaeospora bavariae
本種と異なり柄の基部に橙黄色の根状菌糸束を有する
本種と異なり子実体が非常に辛いという特徴を欠く
本種と異なり子実体がKOHで汚黄色に呈色する
本種と異なり担子胞子の壁がメタクロマティックである
本種より傘表皮の構造が不規則ではなく規則的である