(仮訳)中国四川省産のホウライチク属植物に関連する新種、Pseudorobillarda sichuanensis
Song, J-Y., Tian, Q. & Liu, J-K. 2022. Pseudorobillarda sichuanensis sp. nov. associated with Bambusa sp. from Sichuan province, China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.561.3.3 [Accessed September 18, 2022] 【R3-09888】2022/9/18投稿

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3行まとめ

中国四川省においてホウライチク属のタケに発生した菌を検討し、Pseudorobillarda sichuanensisとして新種記載した。
本種は側糸を有し、分生子形成細胞が類円筒形で、分生子が類円筒形~舟形で無隔壁、頂部に3-4つの付属糸を有することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でP. texanaとクラスターをなし、かつ独自の系統を形成した。
中国四川省成都市天府科学城山地公園

(新種)

Pseudorobillarda sichuanensis J.Y. Song & Jian K. Liu
語源…四川産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudorobillarda aquatica
側糸を有する
分生子が無隔壁である
本種より分生子果のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなくソーセージ形、円筒形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子に油滴を含むのではなく含まない
本種と異なり分生子に稀に1隔壁を有することがある
本種と異なり分生子の付属糸の数が3-4ではなく4
Pseudorobillarda bolusanthi
側糸を有する
分生子果の長径の長さの範囲が重なる
(小)分生子が無隔壁である
分生子に油滴を含む
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなく類円筒形
本種と異なり大分生子が知られている
本種より(小)分生子が短い
本種と異なり分生子の付属糸の数が3-4ではなく3-5
本種より(小)分生子の付属糸が短い
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudorobillarda camelliae-sinensis
側糸を有する
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子が無隔壁である
分生子の付属糸の長さの範囲が重なる
分生子に油滴を含む
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子果のサイズが小さい
本種より分生子形成細胞が長い
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなく類円筒形
本種と異なり分生子の付属糸の数が3-4ではなく2-4
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudorobillarda eucalypti
分生子が無隔壁である
分生子に油滴を含む
分生子の付属糸の長さの範囲が重なる
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり側糸を欠く
本種より分生子果のサイズが大きい
本種より分生子形成細胞が長い
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなく紡錘形~類円筒形
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の付属糸の数が3-4ではなく2-3
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudorobillarda siamensis
分生子が無隔壁である
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり側糸を欠く
本種より分生子の長径が短い
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなく紡錘形~円筒形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の付属糸の数が3-4ではなく4-5
本種より分生子の付属糸が長い
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudorobillarda sojae
分生子が無隔壁である
分生子の付属糸の数が3-4
分生子の付属糸の長さの範囲が重なる
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり側糸を欠く
本種より分生子の長径が短い
本種より分生子形成細胞のサイズが大きい
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなく紡錘形~円筒形
本種より分生子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudorobillarda texana
側糸を有する
分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子が無隔壁である
分生子に油滴を含む
分生子の付属糸の数が3-4
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子果の長径が短い
本種と異なり分生子果の孔口が円形非乳頭状ではなく卵形嘴状
本種と異なり分生子形成細胞が舟形~類円筒形ではなく舟形~円筒形
本種より分生子の長さ/幅比平均が顕著に大きい
本種と異なり分生子の頂部が丸く基部が僅かに截断状なのではなく両端が丸い
本種より分生子頂端の付属糸が長い
本種より分生子の付属糸が長い
ITS+nrLSU+nrSSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される