(仮訳)イタリア、シチリア産の新種Pulvinula johannis
Lantieri, A., 2008. Pulvinula johannis, a new species from Sicily, Italy. Sydowia. Available at: http://ascofrance.fr/uploads/forum_file/Pulvinula-johannis-Sydowia-60-0247-0252-0001.pdf [Accessed May 11, 2017].
【R3-04013】2017/05/11投稿

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3行まとめ

イタリア、シチリア州で採集された菌を検討し、Pulvinula johannisとして新種記載した。
本種は晩秋に林内の湿った土壌に群生し、子嚢盤が小型で桃鮭肉色であることなどで特徴づけられた。
本種は同属他種とは子嚢盤の色や子嚢および子嚢胞子のサイズなどで区別された。
Italy, Sicily, near Buccheri (Syracuse), ‘Santa Maria’s wood’

(新種)

Pulvinula johannis Lantieri
語源…著者の父親、Giovanni氏に献名(ラテン語名Johannes)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pulvinula archeri
子嚢盤のサイズが類似している
本種と異なり若干コケに覆われる土壌や焼け跡などに発生する
本種と異なり子実層面が黄橙色~橙色
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Pulmlnula cinnabarina
湿潤な土壌に発生する
本種より子嚢盤のサイズが大きい
本種と異なり子嚢盤が橙色で朱色を帯びる
本種より子嚢胞子の幅が広い
Pulvinula constellatio(マルミノコベニチャワンタケ)
子嚢盤のサイズが類似している
子嚢盤が桃鮭肉色~ばら橙色
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子の幅が広い
Pulvinula conveacella
湿潤な土壌に発生する
本種と異なり時に焼け跡に発生することがある
本種より子嚢盤のサイズが大きい
本種と異なり子嚢盤が黄橙色
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Pulvinula laeterubra
子嚢盤のサイズが類似している
子嚢盤が桃鮭肉色~橙色
本種と異なり焼け跡のみに発生する
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Pulvinula rniltina
湿潤な土壌に発生する
本種と異なりイタリアではなくニュージーランド、オーストラリア、イギリスなどに分布する
本種より子嚢盤のサイズが大きい
本種と異なり子嚢盤が橙色
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子の幅が広い
Palvinula salmonicolor
本種と異なりイタリアではなく中米に分布する
本種と異なり子嚢盤が密に群生するのではなく単生する
本種より子嚢盤のサイズが大きい
本種と異なり子嚢盤が黄橙色~橙色で湿時黄桃鮭肉色
本種より子嚢が長い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい