(仮訳)ブラジル、大西洋岸森林においてCalathea longifoliaの葉に斑点を生じたアナモルフ糸状菌の新種、Pyriculariopsis calatheae
Soares, DJ. et al., 2011. Pyriculariopsis calatheae sp. nov., a novel anamorphic hyphomycete from the Atlantic forest of Brazil causing leaf spots on Calathea longifolia. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-010-0704-3 [Accessed May 20, 2016].
【R3-02943】2016/05/21投稿

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3行まとめ

ブラジル、ミナスジェライス州においてCalathea longifoliaの葉の斑点から得られた菌を検討し、Pyriculariopsis calatheaeとして新種記載した。
接種試験ではコッホの原則を満たしたものの、事前に傷をつけた葉にのみ病斑が生じ、本種が二次的かつ機会的な病原菌であることが示唆された。
また、Pyriculariopsis属とPyricularia属の相違点として、本属の分生子の各細胞が異なる色からなる点を指摘した。
Brazil, Minas Gerais, Viçosa, Mata do Seu Nico

(新種)

Pyriculariopsis calatheae D.J. Soares, F.B. Rocha & R.W. Barreto
語源…Calathea属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pyriculariopsis guarumaicola
ブラジルに分布する
宿主の葉に斑点を生じる
本種と異なりIschnosiphon属植物などを宿主とする
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の頂部が明瞭に嘴状という特徴を欠く
Pyricularia oryzae
同じクズウコン科植物を宿主とする
植物病原菌である
接種試験でCalathea属植物に病斑を生じる
本種と異なりCtenanthe属植物などを宿主とする
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の頂部が明瞭に嘴状という特徴を欠く
Pyriculariopsis parasitica
植物病原菌である
本種より分生子柄が長い
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の隔壁数が1-2でない