(仮訳)ロシア新産種、Ramalina intestiniformis
Davydov, EA. & Yakovchenko, LS. 2023. Ramalina intestiniformis (Ramalinaceae, lichenized Ascomycota) new to Russia. Novitates Systematicae Plantarum non Vascularium. Available at: https://www.binran.ru/en/publications/novosti-sistematiki-nizshyh-rastenij/2272/16970/ [Accessed November 10, 2023] 【R3-11140】2023/11/10投稿

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3行まとめ

ロシア、沿海地方からロシア新産種としてRamalina intestiniformisを報告した。
今回の採集地は本種の分布域の最北端であり、本種は韓国と日本では主に岩上生地衣として知られているが、ロシアではウワミズザクラ属の樹皮に生じていた。
本種との同定は形態観察、地衣成分の分析、および分子系統解析によっても確かめられた。

(ロシア新産種)

Ramalina intestiniformis Kashiw. & K.H. Moon
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【よく似た種との区別】
Ramalina dilacerata
樹皮生地衣である
地衣体の枝が部分的に扁平である
地衣体の枝が中空である
地衣体下面に穿孔を有する
粉芽を欠く
本種と異なり地衣体の枝の頂部が先細りになり、多数の垂直な側枝を有するのではなく側枝が疎らである
本種とITS領域の塩基配列が異なる
Ramalina almquistii(タカネカラタチゴケ)
形態的に類似している
本種と異なり裂片が不規則にではあるが全体的に膨大する
本種と異なり子嚢胞子が短紡錘形
本種と異なり髄層菌糸が連続的である
Ramalina pumila
本種と異なり地衣体の分枝が疎らである
本種と異なり地衣体の穿孔が疎らである
本種と異なり地衣体の穿孔が小型である