(仮訳)Clavaria atrofuscaの再記載およびエピタイプ指定
Kautmanová, I. et al., 2016. Redescription and epitypification of Clavaria atrofusca Velen. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM68103.pdf [Accessed July 19, 2016].
【R3-03121】2016/07/19投稿

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3行まとめ

1939年にチェコから記載された稀産種、Clavaria atrofuscaを再検討した。
チェコにおいて原記載から75年後の2014年に採集された標本を検討し、本種のエピタイプ標本に指定した。
本種の肉眼的・顕微鏡的形質を記録して種概念を修正するとともに、nrLSUの塩基配列を取得して分子系統解析を実施した。
Czech Republic, Příbram District, Prosenická Lhota, village of Bříšejov

(スロバキア新産種)

Clavaria atrofusca Velen.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Clavaria asperulospora
稀産種である
ヨーロッパに分布する
形態的に類似している(同種とされたことがある)
子実体が黒色
担子胞子表面に微細な装飾を有する
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が扁桃形~楕円形ではなく球形
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される