2023年7月13日 (仮訳)スロバキアにおける24年後のLactarius nanusの再発見 Fuljer, F., Jamrich, M., & Kautmanová, I. 2023. Rediscovery of Lactarius nanus in Slovakia after 24 years. Acta Botanica Universitatis Comenianae. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Filip-Fuljer/publication/371946413_Rediscovery_of_Lactarius_nanus_in_Slovakia_after_24_years/links/649d2ebc8de7ed28ba626b19/Rediscovery-of-Lactarius-nanus-in-Slovakia-after-24-years.pdf [Accessed July 13, 2023] 【R3-10781】2023/7/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スロバキアから24年ぶりの再発見としてLactarius nanusを報告した。 本種は高山帯の草地においてSalix kitaibelianaの樹下に発生していた。 本種は子実体が比較的小型で傘が”liver-brown”~帯灰褐色、襞が帯褐色でやや垂生し、柄が帯褐色中空、乳液が白色で変色せず、味が温和であることなどで特徴づけられた。 (その他掲載種) Lactarius nanus J. Favre 【よく似た種との区別】 Lactarius hysginoides 典型的にはヤナギ属、カバノキ属植物と関係を持つ 形態的に類似している 系統的に類似している 本種より子実体のサイズが大きい 本種より襞の間隔が密である 本種より担子胞子の幅が僅かに狭い 本種より傘表皮が厚い Lactarius glyciosmus(ヤミイロタケ) 同じカバノキ属植物と関係を持つ 本種と異なり子実体の臭いが温和ではなく心地よいココナッツ臭である 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と側マクロシスチジアの形状が異なる Lactarius pseudouvidus 生息環境が同一である 本種より傘に粘性がある 本種と異なり肉が触れると紫変する 本種と異なり乳液に変色性を欠くのではなく紫変する 本種より担子胞子のサイズが大きい Lactarius brunneoviolaceus 生息環境が同一である 本種より傘に粘性がある 本種と異なり乳液に変色性を欠くのではなく紫変する 本種より担子胞子のサイズが大きい Lactarius mammosus 本種と異なりマツ科の樹下に発生する 本種より子実体ががっしりとしている 本種と異なり子実体にココナッツ臭がある Lactarius uvidus f. alpigines 本種と異なり子実体が紫変する 本種と顕微鏡的形質が異なる Lactarius pallidomarginatus 本種と異なり子実体が典型的には紫色 Lactarius salicis-reticulatae 極地-高山分布を示す 同じ矮性のヤナギ類を宿主とする 本種と異なり傘がクリーム色~黄色 本種と異なり肉が淡い紫色に変色する Lactarius salicis-herbaceae 極地-高山分布を示す 同じ矮性のヤナギ類を宿主とする 本種と異なり傘がクリーム色~黄色 本種と異なり肉が淡い紫色に変色する