2015年11月25日 （仮訳）忘れられた種、Sclerogaster luteocarneusの再発見 Alfredo, DS. et al., 2015. Rediscovery of Sclerogaster luteocarneus (Geastrales, Agaricomycetes): A Forgotten Species. Global Journal of Advanced Biological Sciences. … Available at: http://www.synchropublisher.com/jms/index.php/GJABS/article/view/50 [Accessed November 24, 2015]. 【R3-02410】2015/11/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジル北東部および南東部の計3か所において採集されたSclerogaster luteocarneusを報告した。 本種は従来ブラジル南部およびグアドループから報告されていたが、今回の発見は約80年ぶりとなった。 本種は材上生である点で本属菌としては特異であり、分子系統解析の結果、S. compactusなどに近縁であることが示された。 Brazil, Minas Gerais, Santa Rita do Sapucaí, Reserva Biológica Municipal Cyro de Luna Dias （ミナスジェライス州、パライバ州、ペルナンブーコ州新産種） Sclerogaster luteocarneus (Bres.) Zeller & C.W. Dodge ※本種のエピタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Sclerogaster compactus 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の装飾が微かな疣状 nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルおよびグアドループではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり材上生ではなく地下生である 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子に柄を有する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sclerogaster minor nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルおよびグアドループではなく米国などに分布する 本種と異なり材上生ではなく地下生である 本種より担子胞子のサイズが大きい nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sclerogaster pacificus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルおよびグアドループではなく米国などに分布する 本種と異なり材上生ではなく地下生である 本種より担子胞子のサイズが大きい nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sclerogaster xerophilus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルおよびグアドループではなく米国などに分布する 本種と異なり材上生ではなく地下生である 本種と異なり外皮がグレバから容易に剥離される 本種より担子胞子のサイズが大きい nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sclerogaster collumelatus 本種と異なりブラジルおよびグアドループではなく米国などに分布する 本種と子実体の形態が異なる 本種と柱軸の形態が異なる nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sclerogaster siculus 本種と異なりブラジルおよびグアドループではなくヨーロッパなどに分布する 本種より子実体のサイズが小さい nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sclerogaster candidus 本種より外皮が薄い 本種より担子胞子のサイズが大きい Sclerogaster hysterangioides 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子の装飾が微かな疣状ではなく微小な刺状 本種と異なり外皮外層が偽柔組織からなるという特徴を欠く Sclerogaster liospermus 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子の表面が微かな疣状ではなく平滑 Sclerogaster salisburiensis 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子の装飾が微かな疣状ではなく網目状