2023年12月19日 （仮訳）最近分岐したウメノキゴケ科の無性生殖の複合種における種の定義付けにおいてリファレンスベース制限部位関連DNAシーケンシングデータが有用であることが明らかになった Barcenas-Peña, A. et al. 2023. Reference-Based Restriction-Site-Associated DNA Sequencing Data Are Useful for Species Delineation in a Recently Diverged Asexually Reproducing Species Complex (Parmeliaceae, Ascomycota). Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/9/12/1180 [Accessed December 18, 2023] 【R3-11258】2023/12/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 主に無性生殖を行うParmelina属地衣の種の境界を検討し、広義のP. tiliaceaにおいて比較的高度な遺伝的多様性を明らかにした。 RAD-seqを用いた全ゲノムに対するSNP解析により4つのクレードを特定し、その間での遺伝子流動の欠如を示して別個の種と認識した。 本結果からP. clandestinaおよびP. mediterraneaの2新種を記載した。 Morocco, Ifrane, Foret Sidi （新種） Parmelina clandestina Barcenas-Peña, Divakar, A. Crespo, Nuñez-Zapata, Lumbsch & Grewe 語源…秘密の（謎が多く検出が難しい性質から） 【よく似た種との区別】 Parmelina tiliacea 同所的に分布する 形態的に類似している（混同のおそれがある） RADseqデータに基づく分子系統解析で近縁 RADseqデータに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Parmelina mediterranea 同所的に分布する 形態的に類似している RADseqデータに基づく分子系統解析で近縁 RADseqデータに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Spain, Mallorca, Municipio de Benyalbufar, Finca de Planicie （新種） Parmelina mediterranea Barcenas-Peña, Divakar, A. Crespo, Nuñez-Zapata, Lumbsch & Grewe 語源…地中海の 【よく似た種との区別】 Parmelina tiliacea 同所的に分布する 形態的に類似している RADseqデータに基づく分子系統解析で近縁 RADseqデータに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Parmelina clandestina 同所的に分布する 形態的に類似している RADseqデータに基づく分子系統解析で近縁 RADseqデータに基づく分子系統解析で明瞭に区別される