(仮訳)スペイン産の新種、Rhizopogon buenoi
Martín, MP. & Calonge, FD. 2001. Rhizopogon buenoi (Boletales, Basidiomycota) a new species from Spain. Mycotaxon. Available at: https://digital.csic.es/bitstream/10261/93456/1/Mycotaxon_79.1_Calonge.pdf [Accessed October 3, 2023] 【R3-11027】2023/10/3投稿

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3行まとめ

スペイン、カスティーリャ・イ・レオン州で採集された半地下生菌の一種を検討し、Rhizopogon buenoiとして新種記載した。
本種はヨーロッパアカマツ樹下の砂質土壌に発生し、外皮がKOHで紫変、のちに暗い帯赤褐色になり、グレバが淡い帯黄色になることなどで特徴づけられた。
本種のITS領域の塩基配列をR. aromaticusと比較した。
Hontanares, Arenas de San Pedro, Ávila, Spain

(新種)

Rhizopogon buenoi Calonge & M.P. Martín
語源…Francisco Bueno氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rhizopogon corsicus
外皮の形態が類似している
本種と異なり外皮がKOH陰性
本種と異なり根状菌糸束が子実体基部のみではなく外皮表面全体を覆う
Rhizopogon ochraceorubens
外皮の形態が類似している
外皮のKOH反応が類似している
本種と異なり根状菌糸束が子実体基部のみではなく外皮表面全体を覆う
Rhizopogon subalpinus
外皮の形態が類似している
本種と異なり外皮がKOH陰性
本種と異なり根状菌糸束が子実体基部のみではなく外皮表面全体を覆う
Rhizopogon abietis
担子胞子が截断状
担子胞子が非アミロイド
本種と外皮の形態が異なる
Rhizopogon luteolus(ホンショウロ)
担子胞子が截断状
担子胞子が非アミロイド
本種と外皮の形態が異なる
Rhizopogon vinicolor
担子胞子が截断状
担子胞子が非アミロイド
本種と外皮の形態が異なる
Rhizopogon aromaticus
本種と異なり外皮がroseolus型である
本種と異なり担子胞子が截断状でない
本種と異なり担子胞子がメルツァー試薬で暗い帯青色になる
本種とITS領域の塩基配列が異なる