(仮訳)トルコ新産の偽トリュフ、Rhizopogon pumilionum
Yaratanakul Güngör, M. & Güngör, H. 2022. Rhizopogon pumilionum (Ade) Bataille; a new false truffle (Basidiomycota) record for Turkish mycota. Biological Diversity and Conservation. Available at: https://dergipark.org.tr/en/pub/biodicon/issue/73773/1127357 [Accessed January 6, 2023] 【R3-10218】2023/1/6投稿

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3行まとめ

トルコ、スィヴァス県からRhizopogon pumilionumをトルコ新産種として報告した。
本種はヨーロッパアカマツの林で採集され、同定結果は分子系統解析によっても確かめられた。
トルコ産の本属菌の検索表を掲載した。

(トルコ新産種)

Rhizopogon pumilionum (Ade) Bataille
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rhizopogon rocabrunae
トルコに分布する
同じマツ科植物を宿主とする
外皮表面が小粒状~疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりマツ属ではなくモミ属樹木に特異性がある
本種より外皮が薄い
本種ほど外皮が顕著な疣状でない
本種と異なりグレバが帯緑色、帯オリーブ色ではなく帯黄色~帯褐色
本種より”tramal plate”の菌糸がゲル化する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rhizopogon roseolus(ショウロ)
トルコに分布する
本種と異なり子実体が傷つくと赤変する
本種より外皮が薄い
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rhizopogon pannosus
外皮が鮭肉橙色~肉桂色または帯赤橙色
外皮表面が小粒状~疣状
根状菌糸束が子実体基部のみに生じる
担子胞子が截断状
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりグレバが帯オリーブ色ではなく黄褐色
本種より担子胞子の幅が広い
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(先行研究)