2022年10月24日 (仮訳)インドのヒマラヤに産した1新種、Rhodocybe paurii Moncalvo, J-M. et al., 2004. Rhodocybe paurii, a new species from the Indian Himalaya. Mycologia. Available at: https://www.jstor.org/stable/3762118 [Accessed October 24, 2022] 【R3-09994】2022/10/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドのガルワール・ヒマラヤに産した菌を検討し、Rhodocybe pauriiとして新種記載した。 本種は形態からClaudopodes節に含まれ、同節他種とは子実体が叢生し、傘表面が綿毛状、胞子紋が褐色である点や傘表皮の構造などで区別された。 本種は分子系統解析ではR. caelataに近縁であり、独自の系統を形成した。 India, Garhwal Himalaya, Garhwal, Uttar Pradesh State, Pauri, Nagdev, ultra Shiva mandir (新種) Rhodocybe paurii T. J. Baroni, J.-M. Moncalvo, R. P. Bhatt & S. L. Stephenson 語源…パウリの 【よく似た種との区別】 Rhodocybe rhizogena 柄を欠くか退化的 本種と異なり子実体が層をなして叢生するという特徴を欠く 本種と異なり傘が類白色~淡い帯褐色 本種と異なり根状菌糸束を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形 本種と異なり縁シスチジアを欠くのではなく有する 本種と異なり傘表皮菌糸に結晶を欠く Rhodocybe pleurogena 柄を欠くか退化的 本種と異なり材ではなく生木樹皮などに発生する 本種と異なり子実体が層をなして叢生するという特徴を欠く 本種より傘のサイズが小さい 本種より傘が淡色のアッシュグレーである 本種と異なり傘表面が微細な綿毛状ではなく平滑 本種と異なり襞が初め白色でのちに帯桃色 本種と異なり傘表皮菌糸に結晶を欠く Rhodocybe lateralipes 傘が暗色の帯灰褐色 傘表面が微細かつ内在性の繊維状 襞が淡褐色 柄を欠くか退化的 担子胞子が類球形 傘表皮菌糸に結晶を伴う 本種と異なり材ではなく地上に生じる 本種と異なり子実体が層をなして叢生するのではなく単生する 本種より柄が良好に発達する 本種より柄の幅が狭い 本種と異なり顕著な根状菌糸束を有する 本種と異なり担子胞子表面がいくぶん平滑で時にやや小皺状 本種と異なり傘表皮が直立する無色繊維状菌糸からなるという特徴を欠く