(仮訳)形態形質および系統解析を根拠とする新属新種Rigidotubus tephroleucus
Song, J. et al., 2018. Rigidotubus tephroleucus gen. et sp. Nov. (Cystostereaceae, Agaricales) evidenced by morphological characters and phylogenetic analyses. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.333.2.10 [Accessed December 29, 2021] 【R3-09099】2021/12/29投稿

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3行まとめ

中国海南省において被子植物の切り株に発生した菌を検討し、新属新種Rigidotubus tephroleucusとして記載した。
本種は子実体が頑丈で管孔を有し、孔口面が白色~帯灰白色で縁部が白色、担子胞子が卵状~楕円形、1菌糸型であることなどで特徴づけられた。
シストステレウム科の属レベルの検索表を掲載した。
中国海南省海南省瓊中リー族ミャオ族自治県黎母山森林公園

(新種)

Rigidotubus tephroleucus J. Song, Y.C. Dai & B.K. Cui
語源…(属名)堅い管孔/(種小名)灰白色の(孔口面の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rigidoporus spp.
子実体が背着生
子実体が頑丈である
子実層托が管孔状
本種と異なりシスチジオールを欠くのではなく有する
本種と異なり生殖菌糸にクランプを欠く
本種と系統的に異なる(先行研究)
Ceriporiopsis spp.
形態的に類似している(混同のおそれがある)
菌糸構成が1菌糸型
生殖菌糸にクランプを有する
本種と異なり担子胞子がソーセージ形、円筒形、類球形~楕円形
本種と系統的に異なる(先行研究)
Postia spp.
形態的に類似している(混同のおそれがある)
菌糸構成が1菌糸型
生殖菌糸にクランプを有する
本種と異なり白色腐朽菌ではなく褐色腐朽菌である
本種と異なり担子胞子が楕円形またはソーセージ形~円筒形
本種と系統的に異なる(先行研究)
Oligoporus spp.
形態的に類似している(混同のおそれがある)
菌糸構成が1菌糸型
生殖菌糸にクランプを有する
本種と異なり白色腐朽菌ではなく褐色腐朽菌である
本種と異なり担子胞子が楕円形またはソーセージ形~円筒形
本種と系統的に異なる(先行研究)