2014年8月4日 (仮訳)イタリア産のボタンタケ目の新属、Rodentomyces Doveri, F. et al., 2010. Rodentomyces, a new hypocrealean genus from Italy. Fungal Diversity. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s13225-010-0028-2 [Accessed August 4, 2014]. 【R3-00971】2014/08/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリアで齧歯類の糞から採集された菌について形態学的検討および分子系統解析を行い、新属新種Rodentomyces reticulatusとして記載した。 本属は子座非形成性、子嚢殻が黄色系で狭卵形~類洋梨形、子嚢胞子の装飾が網目状、アナモルフがTrichothecium属様であることなどで特徴づけられた。 本属はボタンタケ目ネクトリア科の中で、Calonectria、Leuconectriaなどの属を含むグループに位置づけられた。 Italy, Vicenza, Mount Brosimo-Lumignano (新種) Rodentomyces reticulatus Doveri, Pecchia, Sarrocco & Vannacci 語源…(属名)齧歯類の菌/(種小名)網目状の(子嚢胞子の装飾より) 【よく似た種との区別】 Cosmospora biasolettiana 子嚢殻が黄色 子嚢殻がKOH陰性 本種と異なり糞ではなく材に発生する 本種と子嚢殻の構造が異なる 本種と子嚢胞子の形態が異なる Cosmospora obscura 子嚢殻が黄色 子嚢殻がKOH陰性 本種と異なり糞ではなく材に発生する 本種と子嚢殻の構造が異なる 本種と子嚢胞子の形態が異なる