(仮訳)ポーランド新産種、Rubroboletus le-galiae
Halama, M., 2016. Rubroboletus le-galiae (Boletales, Basidiomycota), a species new for Poland. Acta Mycologica. Available at: http://yadda.icm.edu.pl/yadda/element/bwmeta1.element.agro-8d1a0989-5fae-405f-a88f-b1214b054510 [Accessed July 26, 2016].
【R3-03142】2016/07/26投稿

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3行まとめ

ポーランド新産種として、稀産種のRubroboletus le-galiaeを報告した。
本種は柄に明瞭な網目模様を有し、肉に変色性を有することなどで特徴づけられ、孔口や柄の色などには極めて種内変異が大きかった。
本種の記載文を掲載し、生態および分布に関する知見をまとめた。

(ポーランド新産種)

Rubroboletus legaliae (Pilát & Dermek) Della Maggiora & Trassinelli
※論文中ではRubroboletus le-galiaeの表記が用いられている。
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【よく似た種との区別】
Rubroboletus satanas
生息環境が類似している
本種より子実体のサイズが典型的には大きい
本種と異なり傘が成熟すると桃色を帯びるという特徴を欠く
本種ほど柄が細長くない
本種と異なり子実体に嫌な臭いがある
本種と異なり傘表皮の下に桃赤色の層を有するという特徴を欠く
Rubroboletus rubrosanguineus
スロバキアに分布する
形態的に類似している(時に若い子実体は混同のおそれがある)
本種と異なり高標高域の山地の針葉樹林に分布する
本種と異なり傘が桃色を帯びるのではなく血赤色~紫色を帯びる
本種と異なり柄が上半分が橙赤色、橙黄色、黄色で下半分が橙赤色、帯赤桃色、帯桃色なのではなく血赤色および紫色を帯びる
本種より柄表面の網目模様が微細かつ密
本種より担子胞子の幅が狭い
本種より担子胞子のQ値が大きい
Rubroboletus rhodoxanthus
スロバキアに分布する
本種と異なり傘が白色、帯灰白色、黄褐色で成熟すると桃色を帯びる
本種と異なり柄が黄色または帯赤色
本種と異なり柄表面の網目が赤色
本種と異なり肉が傘では青変するが柄では青変しない
本種より担子胞子の幅が狭い
本種より担子胞子のQ値が大きい