(仮訳)トウカエデのうどんこ病菌、新組み合わせSawadaea nankinensis
Takamatsu, S. et al., 2008. Sawadaea nankinensis comb. nov.: a powdery mildew fungus of Acer buergerianum. Mycoscience. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10267-007-0405-1 [Accessed October 16, 2016].
【R3-03390】2016/10/17投稿

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3行まとめ

トウカエデを宿主とするSawadaea属のうどんこ病菌の一種について、従来アナモルフのみが長く知られていたが、2003年秋以降に日本各地において本種の閉子嚢殻を観察した。
閉子嚢殻の形質からErysiphe nankinensisと同定し、分子系統解析の結果に基づき本種をSawadaea属に移した。
それに伴いSawadaea属の属概念を修正し、「常に付属糸が分枝しない」という形質を含めた。

(新組み合わせ)

Sawadaea nankinensis (F.L. Tai) S. Takam. & U. Braun
旧名:Uncinula nankinensis F.L. Tai
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Erysiphe circinata
同じカエデ属植物を宿主とする
閉子嚢殻の付属糸が分枝しない
閉子嚢殻の付属糸の先端が鉤状~巻き毛状
閉子嚢殻の付属糸が閉子嚢殻の上半分から生じる