(仮訳)タイ産の外生菌根菌の新種、Scleroderma suthepense
Kumla, J. et al., 2013. Scleroderma suthepense, a new ectomycorrhizal fungus from Thailand. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00002 [Accessed May 25, 2016].
【R3-02957】2016/05/25投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

タイ北部においてPrunus cerasoidesの樹下に発生した菌を検討し、Scleroderma suthepenseとして新種記載した。
本種は形態形質がニセショウロ属Scleroderma節の概念に一致し、分子系統解析ではクレード1に含まれた。
分子系統解析では本属菌はクレード1(網目状胞子)とクレード2/3(刺状~類網目状胞子)の2つの系統に分けられた。
Medicinal Plant Garden, Doi Suthep-Pui National Park, Muang District, Chiang Mai Province, Thailand

(新種)

Scleroderma suthepense Kumla, Suwannarach & Lumyong
語源…(ドイ)ステープ(-プイ国立公園)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Scleroderma meridionale
同じScleroderma節に含まれる
担子胞子のサイズが類似している
担子胞子の装飾が刺状
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる)
本種と異なりタイではなく北米に分布する
本種より担子胞子の装飾の丈が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される