(仮訳)中国南西部産の新種、Seifertia shangrilaensis
Li, J-F. et al., 2016. Seifertia shangrilaensis sp. nov. (Melanommataceae), a new species from Southwest China. Phytotaxa. Available at: http://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.273.1.3 [Accessed October 20, 2016].
【R3-03400】2016/10/20投稿

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3行まとめ

中国雲南省においてRhododendron decorumに生じた菌を検討し、Seifertia shangrilaensisとして新種記載した。
本種の報告は中国からのSeifertia属菌の初報告となった。
分子系統解析の結果、Seifertia属がメラノンマ科に属することが示された。
中国雲南省シャングリラ市

(新種)

Seifertia shangrilaensis J.F. Li, Phookamsak & K.D. Hyde
語源…シャングリラ産の
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【よく似た種との区別】
Seifertia azalea
同じツツジ属植物を宿主とする
宿主に対して病原性を有するとみられる
シンネマが直立する
分生子柄が暗色
分生子形成細胞に1-2つの分生子形成部位を有する
分生子の幅が狭い
分生子が淡色
本種と異なり中国のみではなく日本、ヨーロッパ、北米など汎世界的に分布する
本種より分生子柄の幅が狭い
本種と異なり分生子柄が無色~淡褐色ではなくオリーブ褐色~褐色
本種と異なり分生子柄が分枝しないのではなく稀に分枝する
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が無色~ほぼ無色ではなく淡褐色~オリーブ褐色
本種と異なり分生子に隔壁を欠くのではなくごく稀に隔壁を有する
nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される