(仮訳)インドのウッタル・プラデーシュ州北西部で見出されたAsterina属のすす病菌の新種
Nomani, M. & Tripathi, S., 2013. Some new Black Mildew, Asterina, collected from North-Western UP. Recent Research in Science and Technology …. Available at: http://recent-science.com/index.php/rrst/article/viewArticle/17010 [Accessed February 26, 2014].
【R3-00436】2014/02/26投稿

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3行まとめ

インドのウッタル・プラデーシュ州北西部において、Asterina属菌20種を採集した。
そのうち、ムラサキフトモモ (Syzygium cumini) の葉に発生した菌をAsterina syzygicolaとして新種記載した。
また、Syzygium henianumの葉に発生した菌を、Asterina henianaとして新種記載した。
Katarniaghat Wildlife Sanctuary, U.P.

(新種)

Asterina syzygicola
語源…フトモモ属に生える
※2014年2月26日現在、MycoBank/Species fungorumには掲載されていない。また、学名の著者名も明記されていない。

【よく似た種との区別】
Asterina jambolanae
同じムラサキフトモモを宿主とする
宿主の葉の主に上面に斑点が生じる
菌足が直線状または屈曲する
盾状子嚢殻が散在するか集まりをなす
盾状子嚢殻がピンの頭のような形状をしている
子嚢胞子に1隔壁を持つ
本種と異なり葉の下面でも菌の生育が盛ん
本種より宿主の葉の斑点のサイズが顕著に小さい
本種と異なり宿主の葉の斑点が散在せず密に分布する
本種と異なり菌糸体が緩い網状ではなく密な網状になる
本種と異なり菌糸体が片側で分枝するのではなく左右交互に分枝することもあり、稀に左右同時に分枝することもある
本種より菌足のサイズが小さい
本種と異なり菌足が1細胞ではなく2細胞からなる
本種より盾状子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢が盾状子嚢殻の周囲ではなく子実体の周囲に向かって生じる
本種より子嚢が長い
本種より子嚢の幅が狭い
Katarniaghat Wildlife Sanctuary, U.P.

(新種)

Asterina heniana
語源…Syzygium henianum
※2014年2月26日現在、MycoBank/Species fungorumには掲載されていない。また、学名の著者名も明記されていない。

【よく似た種との区別】
Asterina jambolanae
同じフトモモ科植物を宿主とする
菌足が2細胞からなる
菌足が直線状または屈曲する
盾状子嚢殻が散在するか集まりをなす
盾状子嚢殻が暗褐色
子嚢胞子が楕円形~長楕円形
子嚢胞子に1隔壁を持つ
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なりSyzygium cuminiを宿主とする
本種と異なり宿主の葉の両面でなく主に上面で生長が盛ん
本種より宿主の葉の斑点のサイズが顕著に小さい
本種と異なり菌糸体が暗褐色ではなく褐色
本種と異なり菌糸体が不規則に分枝せず、主に片側のみまたは左右交互に分枝する
本種と異なり菌足が稀に1細胞からなることがない
本種より菌足のサイズが小さい
本種より盾状子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢が卵形ではなく円形~卵形
本種と異なり子嚢胞子が帯黄色~帯青褐色ではなく褐色
Asterina claviflori
同じフトモモ属植物を宿主とする
菌糸体が緩い網状
菌足が直線状または屈曲する
盾状子嚢殻が散在するか集まりをなす
盾状子嚢殻がピンの頭のような形状をしている
本種と異なりSyzygium claviflorumを宿主とする
本種と異なり宿主の葉の両面でなく通常上面に斑点が生じる
本種より宿主の葉の斑点のサイズが顕著に小さい
本種と異なり菌糸体が波状ではなく直線状~やや直線状
本種より菌足のサイズが小さい
本種より盾状子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が楕円形~長楕円形ではなく倒卵形
Asterina gopalkrishnanii
同じフトモモ属植物を宿主とする
宿主の葉の両面に斑点が生じる
子嚢胞子に1隔壁を持つ
本種と異なりSyzygium cummuniを宿主とする
本種と異なり菌糸体が波状ではなくやや直線状
本種と異なり菌糸体の分枝が片側のみが主ではなく左右交互に分枝する
本種より菌糸体の菌糸の幅が狭い
本種より菌足の幅が狭い
本種と異なり菌足が2細胞ではなく1細胞からなる
本種より盾状子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の中央部または個々の細胞に2つの暗褐色の帯を持つ
Asterina disciferae
同じフトモモ科植物を宿主とする
菌糸体の菌糸の幅の範囲が重なる
菌糸体が不規則に分枝する
菌足のサイズが重なる
菌足が2細胞からなる
子嚢胞子に1隔壁を持つ
本種と異なりEugenia disciferaを宿主とする
本種より宿主の葉の斑点のサイズが顕著に小さい
本種より盾状子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢が卵形ではなく球形~僅かに卵形
本種と異なり子嚢胞子が帯黄色~帯青褐色ではなく肉桂褐色