2016年3月21日 （仮訳）ロシア南東部産核菌類の分類学的新規性 Vasilyeva, LN. & Stephenson, SL., 2015. Some taxonomic novelties for pyrenomycetous fungi from south-eastern Russia. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_6_5_8.pdf [Accessed March 21, 2016]. 【R3-02762】2016/03/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ロシア南東部において核菌類の調査を行い、ハシバミ属植物の材に発生した一種をNemania corylinaとして新種記載した。 また、新属Nummauxiaを提唱してBiscogniauxia succenturiataをこの属に移したほか、新組み合わせSarawakus bicolorを提唱した。 S. bicolorはロシア、中国、北米に分布し、Asa-Greyの隔離分布を示していた。 Russia, Amur region, Arkhara district, Kundur vicinity （新種） Nemania corylina Lar.N. Vassiljeva & S.L. Stephenson 語源…ハシバミ属の （新組み合わせ） Nummauxia succenturiata (Tode) Lar.N. Vassiljeva & S.L. Stephenson 語源…（属名）Nummularia属+Biscogniauxia属 旧名：Biscogniauxia succenturiata (Tode) Kuntze （基礎異名はSphaeria succenturiata Tode） （新組み合わせ） Sarawakus bicolor (Ellis & Everh.) Lar.N. Vassiljeva & S.L. Stephenson 旧名：Thuemenella bicolor (Ellis & Everh.) Boedijn （基礎異名はHypocrea bicolor Ellis & Everh.） 【よく似た種との区別】 Xylaria frustulosa 形態的に類似している（混同されてきた） 子座が小型 子座が暗色 子嚢胞子のサイズが同一 子嚢胞子が有色 本種と異なりロシア南東部、中国北東部、北米東部ではなく亜熱帯域～熱帯域に分布すると見られる 本種と異なり子座が初め帯赤色でのちに暗色になるという特徴を欠く