(仮訳)リュウゼツラン科に生じるColletotrichum属菌
Farr, DF. et al., 2006. Species of Colletotrichum on Agavaceae. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0953756206002644 [Accessed July 27, 2023] 【R3-10823】2023/7/27投稿

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3行まとめ

リュウゼツラン科(現:キジカクシ科)植物を宿主とするColletotrichum属菌を調査した。
中国からの植物検疫で検出された1種をC. dracaenophilumとして新種記載した。
また、新組み合わせとしてC. phormiiなど3件を提唱した。
中国

(新種)

Colletotrichum dracaenophilum D.F. Farr & M.E. Palm
語源…リュウケツジュ属を好む
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【よく似た種との区別】
Colletotrichum agaves
同じ旧リュウゼツラン科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子の平均長が短い
本種よりPDA培地における生長が遅い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Colletotrichum phormii
同じ旧リュウゼツラン科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子の平均長が短い
本種よりPDA培地における生長が遅い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Colletotrichum agaves Cavara
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【よく似た種との区別】
Colletotrichum dracaenophilum
同じ旧リュウゼツラン科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子の平均長が長い
本種よりPDA培地における生長が速い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Colletotrichum phormii
同じ旧リュウゼツラン科植物を宿主とする
コロニーの生長が遅い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりリュウゼツラン属およびFurcrae属ではなくマオラン属植物を宿主とする
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり剛毛が豊富なのではなく通常欠く
本種よりPDA培地における生長が遅い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Colletotrichum phormii (Henn.) D.F. Farr & Rossman
旧名:Fusarium phormii Henn
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【よく似た種との区別】
Colletotrichum dracaenophilum
同じ旧リュウゼツラン科植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子の平均長が長い
本種よりPDA培地における生長が速い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Colletotrichum agaves
同じ旧リュウゼツラン科植物を宿主とする
コロニーの生長が遅い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりマオラン属ではなくリュウゼツラン属およびFurcrae属植物を宿主とする
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり剛毛が通常欠くのではなく豊富
本種よりPDA培地における生長が速い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Colletotrichum acutatum
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズがかなり小さい
本種と異なりPDA培地上で色素を産生しないのではなくしばしば明赤色色素を産生する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Colletotrichum lupini
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズがかなり小さい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Glomerella phormii (J. Schröt.) D.F. Farr & Rossman
旧名:Physalospora phormii J. Schröt
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(新組み合わせ)

Phaeosphaeriopsis phacidiomorpha (Ces.) D.F. Farr & M.E. Palm
旧名:Glomerella phacidiomorpha (Ces.) Petr.
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