2023年6月26日 （仮訳）鼎湖山生物圏保護区産のRussula属のArchaeae亜属、Compactae亜属、およびBrevipedum亜属 Xie, X-C., Buyck, B. & Song, Y. 2023. Species of Russula subgenera Archaeae, Compactae and Brevipedum (Russulaceae, Basidiomycota) from Dinghushan Biosphere Reserve. European Journal of Taxonomy. Available at: https://europeanjournaloftaxonomy.eu/index.php/ejt/article/download/2085/8725/ [Accessed June 26, 2023] 【R3-10730】2023/6/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国の鼎湖山生物圏保護区からRussula cylindrica、R. lacteocarpa、およびR. reticulofoliaの3新種を記載した。 また、R. leucocarpaは無効名であり、代わりに新学名R. leucobrunneaが提唱された。 さらに、既知種のR. callainomarginisおよびR. japonicaも同定された。 中国広東省肇慶市鼎湖山生物圏保護区 （新種） Russula cylindrica Y.Song 語源…円筒形の（担子器と子実層シスチジアの形状から） 【よく似た種との区別】 Russula pseudoaurantiophylla 傘肉が非常に薄い ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくニューカレドニアなどに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula archaea 傘肉が非常に薄い ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula earlei（キツネハツ） 傘肉が非常に薄い ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula gossypina 傘肉が非常に薄い 本種と異なり中国ではなくマダガスカルなどに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula butyroindica アジアに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくインドに分布する 本種と異なり傘が帯黄色 本種と異なり傘表面にしばしば亀裂が生じる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula lacteocarpa 中国に分布する 傘が類白色～帯クリーム色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国広東省肇慶市鼎湖山生物圏保護区 （新種） Russula lacteocarpa Y.Song 語源…乳色の子実体の（傘の色から） 【よく似た種との区別】 Russula densifolia（クロハツモドキ） 東アジアに分布する 傘が帯黒褐色 襞が非常に密である 担子胞子の装飾が網目状 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく日本、ドイツ、タイなどに分布する 本種と異なり襞が頻繁かつ不規則に叉状分岐し、時に部分的に網目状をなすこともあるという特徴を欠く 本種より担子器のサイズが明瞭に大きい 本種より担子胞子のサイズが明瞭に大きい 本種ほど傘表皮の末端菌糸の形状が細長くない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula cylindrica 中国に分布する 傘が類白色～帯クリーム色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国広東省肇慶市鼎湖山生物圏保護区 （新種） Russula reticulofolia Y.Song 語源…網目状の襞の 【よく似た種との区別】 Russula fuliginosa 傘が帯黒色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくイタリアなどに分布する 本種より担子器のサイズがずっと大きい 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり子実層シスチジアが紡錘形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （その他掲載種） Russula callainomarginis J.F. Liang & J. Song 【よく似た種との区別】 Russula japonica（シロハツモドキ） 中国に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子の疣が分化する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （その他掲載種） Russula japonica Hongo シロハツモドキ 【よく似た種との区別】 Russula callainomarginis 中国に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種ほど担子胞子の疣が分化しない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula leucobrunnea 中国に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種ほど担子胞子の疣が分化しない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新学名） Russula leucobrunnea Y.Song 旧名：Russula leucocarpa G.J.Li & C.Y.Deng 【よく似た種との区別】 Russula japonica（シロハツモドキ） 中国に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子の疣が分化する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される