(仮訳)イギリス新産の多孔菌、Perenniporia meridionalisの上に生育する見過ごされてきたChaenothecopsis属菌、Sphinctrina tigillaris
Hawksworth, DL. & Aguirre-Hudson, B. & Ainsworth, AM., 2014. Sphinctrina tigillaris, an overlooked species of Chaenothecopsis growing on Perenniporia meridionalis, a polypore new to the UK. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/article_S0024282914000437 [Accessed March 21, 2017].
【R3-03861】2017/03/22投稿

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3行まとめ

Sphinctrina tigillarisのタイプ標本を再検討し、Chaenothecopsis属に移した。
ノーサンプトンシャーにおいてPerenniporia meridionalisに発生した本種を報告した。
宿主のP. meridionalisをイギリス新産種として報告した。

(新組み合わせ)

Chaenothecopsis tigillaris (Berk. & Broome) D. Hawksw.
旧名:Sphinctrina tigillaris Berk. & Broome
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【よく似た種との区別】
Chaenothecopsis polyporae
多孔菌に生じる
地衣化していない
子嚢果が単生する
子嚢胞子が楕円形
子嚢胞子に1隔壁を有する
本種と異なりブリテン諸島における分布が知られていない
本種より子嚢胞子が短い
本種より子嚢胞子の幅が広い

(イギリス新産種)

Perenniporia meridionalis Decock & Stalpers
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【よく似た種との区別】
Perenniporia medulla-panis(ウスキアナタケ)
ヨーロッパに分布する
コナラ属植物を宿主とする
形態的に類似している(同種として扱われてきた)
本種よりヨーロッパにおいて北方に分布する
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より生殖菌糸の幅が狭い
本種と生殖菌糸のメルツァー試薬に対する呈色反応が異なる