(仮訳)ガチョウの糞から得られたプレオスポラ目の新種、Sporormiella tela
Jakob, MJ., Richardson, MJ. & Birkebak, J. 2024. Sporormiella tela, a New Species of Pleosporales from Dung of Geese. Northeastern Naturalist. Available at: https://www.eaglehill.us/NENAonline/articles/NENA-31-1/14-Richardson.shtml [Accessed February 27, 2024] 【R3-11469】2024/2/27投稿

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3行まとめ

米国、アイスランド、ノルウェー、ドイツでガチョウとカナダガンの糞から得られた糞生菌の一種を検討し、Sporormiella telaとして新種記載した。
本種の塩基配列はエストニア、中国、およびインドから得られた環境配列にもよく一致した。
本種は偽子嚢殻が厚い菌糸体の膜で覆われることなどで特徴づけられた。
United States of America, Van Cortlandt Park, New York

(新種)

Sporormiella tela S. Jakob & M.J. Richardson
語源…クモの巣、膜(偽子嚢殻を覆う菌糸から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sporormiella commutata
本種と異なり偽子嚢殻が小型である
本種と異なり偽子嚢殻が菌糸体の膜に覆われるという特徴を欠く
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より子嚢胞子が短い
本種と異なり子嚢胞子の細胞数が7-12ではなく7-9
Preussia dubia
偽子嚢殻が類球形
偽子嚢殻表面が無毛
“peridium”が厚い
“peridium”が黒色
“peridium”が膜質
本種より子嚢胞子が短い
本種と異なり子嚢胞子の細胞数が7-12ではなく4
Sporormiella irregularis
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり”peridium”が薄い
本種と異なり”peridium”が帯黄色
本種より子嚢胞子が短い
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり子嚢胞子の細胞数が7-12ではなく4
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される