2016年6月19日 (仮訳)花から分離された新種の酵母、Starmerella orientalis Alimadadi, N. et al., 2016. Starmerella orientalis f.a., sp. nov., an ascomycetous yeast species isolated from flowers. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. … Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.000905?crawler=true [Accessed June 18, 2016]. 【R3-03030】2016/06/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イランおよび中国において花から分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Starmerella orientalisとして新種記載した。 本新種はイランにおいては砂漠のオカヒジキ属植物の花から、中国においては山西省および海南省で未同定の植物の花から、それぞれ分離された。 本新種は分子系統解析でStarmerella属クレードに含まれ、炭素源や窒素源に対する反応も同クレードの類縁種と類似していた。 East Azerbaijan Province, Iran (新種) Starmerella orientalis N. Alimadadi, M.R. Soudi, F.-Y. Bai, S.-A. Wang, Q.-M. Wang 語源…東方の 【よく似た種との区別】 Candida powellii D1/D2およびITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりクエン酸を資化可能 本種と異なりスクロースを資化不能 本種と異なりグルコースから酸を産生するという特徴を欠く 本種と異なり40°Cで生育不能 D1/D2およびITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに5.6%の塩基置換および8塩基のgap) Candida floricola D1/D2およびITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラフィノースを発酵可能 本種と異なりグルコースから酸を産生するという特徴を欠く 本種と異なり1%酢酸添加培地で生育可能 本種と異なり37°Cで生育不能 D1/D2およびITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida batistae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(3.9塩基の置換)