2016年8月24日 (仮訳)ブラジル産の新種、Stropharia coelhoi Seger, C., Sulzbacher, MA. & Cortez, V., 2016. Stropharia coelhoi (Basidiomycota): a new species from Brazil. Darwiniana, nueva serie. Available at: http://www.ojs.darwin.edu.ar/index.php/darwiniana/article/view/689 [Accessed August 23, 2016]. 【R3-03228】2016/08/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、リオグランデ・ド・スル州の大西洋岸森林において採集された菌を検討し、Stropharia coelhoiとして新種記載した。 本種は傘が暗褐色で平滑、縁部に被膜の名残を豊富に伴い、子実層にアカントサイトおよびクリソシスチジアを有することなどで特徴づけられた。 本種の形質はモエギタケ属のどの既知の節にも当てはまらなかった。 Brazil, Rio Grande Do Sul, Esmeralda, Estação Ecológica do Aracuri (新種) Stropharia coelhoi C. Seger, Sulzbacher & Cortez 語源…ブラジル南部の大型菌類を研究したGilberto Coelho博士に献名 【よく似た種との区別】 Stropharia araucariae 傘が褐色 担子胞子の形態が類似している 柄薄壁シスチジアを有する 本種より子実体がしっかりとしている 本種と異なりつばが肉質 本種と異なりつばに溝を有する 本種と異なり側クリソシスチジアが広紡錘状で頂部が嘴状 本種と異なり縁クリソシスチジアが広紡錘状で頂部が嘴状 本種と異なり傘表皮が強くゼラチン化する Stropharia acanthocystis 子実層にアカントサイトを有する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり担子胞子がKOH中で帯黄色 本種と異なり担子胞子に不明瞭な発芽孔を有する 本種よりアカントサイトを豊富に有する Stropharia apiahyna 子実層にアカントサイトを稀に有する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり担子胞子がKOH中で帯黄色 本種と異なり担子胞子に不明瞭な発芽孔を有する Stropharia inuncta 子実体が褐色のことがある 傘表面が平滑 膜質のつばあるいは繊維状のつば状領域を有する 担子胞子が2-4胞子性 側シスチジアの形態が類似している 縁シスチジアの形態が類似している 本種と異なりブラジルではなく北半球などに分布する 本種と異なり傘縁部に被膜の名残を欠く 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子の発芽孔が退化的 本種と異なり縁クリソシスチジアを欠く 本種と異なり傘表皮にゼラチン質の厚い層を有する Stropharia hornemannii(ツヅレタケ) 傘が中高 傘縁部に被膜の名残を豊富に伴う つばが羊毛状 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 側シスチジアのサイズが類似している 側シスチジアの形状が類似している 本種と異なりブラジルではなく北半球などに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種より子実体がしっかりとしている 本種と異なり子実体が黄色~紫色を帯びる 本種と異なり縁クリソシスチジアを欠く 本種と異なり傘表皮が強くゼラチン化する