(仮訳)多角的分類学的アプローチを用いたアルゼンチン産Phylacia属菌の研究
Lambert, C. et al., 2023. Studies on Argentine Phylacia species (Hypoxylaceae) using a polythetic taxonomic approach. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-023-01875-8 [Accessed March 27, 2023] 【R3-10456】2023/3/27投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

アルゼンチン産Phylacia属菌類について、形態学的検討、分子系統解析、および化学分類学的検討を実施した。
HPLC-DAD/MSにより二次代謝物質プロファイルを作成し、ビナフタレンテトロール、ダルディナールB、およびダルディノールを検出して系統的類縁関係を考察した。
フフイ州およびサルタ州からP. lobulataを新種記載し、固有種のPseudobombax argentinumに対する顕著な宿主特異性を明らかにした。
Argentina, Jujuy province, Dept. Ledesma, Parque Nacional Calilegua, El Pedemontano trail

(新種)

Phylacia lobulata Sir & C. Lamb.
語源…裂ける(子座の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

(その他掲載種)

Phylacia globosa Lév.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

(その他掲載種)

Phylacia surinamensis (Berk.) Dennis
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phylacia cylindrica
子座の形状が類似している
本種と子嚢胞子のサイズが異なる
本種と異なりKOHで抽出可能な色素の色が異なる