(仮訳)ブラジルの大西洋岸森林に産したトリモチカビ目の新種、Syncephalis alagoensis
Freitas, LWS. et al., 2020. Syncephalis alagoensis, a new species of Zoopagales (Zoopagomycota) from the Brazilian Atlantic Forest. Sydowia. Available at: https://www.researchgate.net/publication/342747411_Syncephalis_alagoensis_a_new_species_of_Zoopagales_Zoopagomycota_from_the_Brazilian_Atlantic_Forest [Accessed August 25, 2020] 【R3-07625】2020/8/25投稿

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3行まとめ

ブラジルの大西洋岸森林において土壌から分離されたCunninghamella属の寄生菌を検討し、Syncephalis alagoensisとして新種記載した。
本種は分節胞子嚢柄が直立または僅かにねじれ、分節胞子嚢に最大3つの長楕円形~紡錘形の分節胞子を含み、頂嚢が球形~楕円形平滑であることなどで特徴づけられた。
新熱帯産Syncephalis属菌の検索表を掲載した。
Brazil, Alagoas, Quebrangulo, Ecological Reserve of Pedra Talhada

(新種)

Syncephalis alagoensis L.W.S. Freitas, H.M. Ho, R.F.R Melo & A.L. Santiago
語源…アラゴアス産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Syncephalis floridana
新熱帯に分布する
分節胞子嚢が多胞子性
本種と異なり分節胞子嚢柄が単生または最大3つの集まりをなして生じるのではなく単生、対生、あるいは時に3つ以上の集まりをなして生じる
本種より分節胞子嚢柄の最大長が長い
本種より分節胞子嚢柄の頂嚢のサイズが大きい
本種と異なり分節胞子が長楕円形~紡錘形で僅かに屈曲するものもあるのではなく長円筒形
Syncephalis nana
形態的に類似している(混同のおそれがある)
分節胞子嚢柄が短い
分節胞子嚢柄が直線状~波状または僅かに屈曲する
本種より分節胞子嚢柄の最大直径が小さい
本種と異なり分節胞子嚢が最大3胞子性なのではなく最大2胞子性
Syncephalis leadbeateri
新熱帯に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
分節胞子嚢柄が短い
分節胞子嚢柄が直線状~波状または僅かに屈曲する
分節胞子嚢が最大3胞子性
本種より分節胞子が短い
本種と異なり分節胞子が長楕円形~紡錘形ではなく舟形
Syncephalis tetraspora
形態的に類似している(混同のおそれがある)
分節胞子嚢柄が短い
分節胞子嚢柄が直線状~波状または僅かに屈曲する
本種より分節胞子嚢の最大長がずっと長い
本種と異なり分節胞子嚢が最大3胞子性ではなく最大4胞子性
本種より分節胞子が短い
本種と異なり分節胞子が長楕円形~紡錘形ではなく樽形