2015年6月8日 (仮訳)ラッパタケ目の系統分類:狭義のラッパタケ属 Giachini, AJ. et al., 2012. Systematics of the Gomphales: the genus Gomphus sensu stricto. Mycotaxon. … Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00046 [Accessed June 8, 2015]. 【R3-01901】2015/06/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 狭義のラッパタケ属菌にあたるGomphus clavatus、G. brunneus、G. crassipesの3種を検討した。 本属における重要な識別形質を再検討し、これら3種の完全な記載文を掲載した。 また、本属の検索表を掲載し、他のラッパタケ類の属とは子実体および担子胞子の形質で区別されるとした。 (その他掲載種) Gomphus clavatus (Pers.) Gray ラッパタケ 【よく似た種との区別】 Gloeocantharellus purpurascens 傘表面に傘シスチジアからなる毛被を有する 傘シスチジアに褐色の付着物を伴う 分子系統解析で近縁(先行研究) 本種と傘シスチジアの形状が異なる 本種と傘シスチジアの配向性が異なる 本種と分子系統解析で明瞭に区別される(先行研究) (その他掲載種) Gomphus brunneus (Heinem.) Corner 【よく似た種との区別】 Gomphus crassipes 本種と異なりカメルーン、コンゴ民主共和国、ウガンダではなくアルジェリア、モロッコ、スペインに分布する 本種と異なり子実体が単一の傘ではなく複数の傘からなる 本種と異なり傘が褐色または時に帯ばら色なのではなく汚黄色~帯橙褐色 本種と異なり子実層面が淡紫色~カフェオレ色ではなく紫色 本種と異なり子実層面が僅かに皺状、網目状、ほぼ孔状なのではなく皺状 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が小疣状ではなく微細な小疣状 (その他掲載種) Gomphus crassipes (L.M. Dufour) Maire 【よく似た種との区別】 Gomphus brunneus 本種と異なりアルジェリア、モロッコ、スペインではなくカメルーン、コンゴ民主共和国、ウガンダに分布する 本種と異なり子実体が複数の傘ではなく単一の傘からなる 本種と異なり傘が汚黄色~帯橙褐色ではなく褐色または時に帯ばら色 本種と異なり子実層面が紫色ではなく淡紫色~カフェオレ色 本種と異なり子実層面が皺状ではなく僅かに皺状、網目状、ほぼ孔状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が微細な小疣状ではなく小疣状