(仮訳)韓国においてハマサジの根から分離された新種、Talaromyces halophytorum
You, Y-H. et al., 2020. Talaromyces halophytorum sp. nov. Isolated from Roots of Limonium tetragonum in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2020.1723389 [Accessed June 1, 2020] 【R3-07369】2020/6/1投稿

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3行まとめ

韓国忠清南道の海岸においてハマサジの根から分離された菌を検討し、Talaromyces halophytorumとして新種記載した。
本種はCYAでの生長が遅く、分生子柄が二輪生で、分生子が球形~類球形平滑であることなどで特徴づけられた。
本種は系統的に近縁な3種とは分生子の形態やコロニーの色などが異なっていた。
韓国忠清南道舒川郡

(新種)

Talaromyces halophytorum Y. H. You & S. B. Hong
語源…塩生植物の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Talaromyces solicola
分生子が球形~類球形
ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面
本種と異なりCYA培地でのコロニーのリバースが帯褐橙色~帯黄褐色ではなく帯赤褐色~暗褐色
ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Talaromyces erythromellis
分生子表面が平滑
ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄の次端部に対称な枝を生じる
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく類球形~楕円形
本種と異なりCYA培地でのコロニーのリバースが帯褐橙色~帯黄褐色ではなく濃赤色~帯褐赤色
ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Talaromyces albobiverticillius
分生子が球形~類球形
ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面
本種と異なりCYA培地でのコロニーのリバースが帯褐橙色~帯黄褐色ではなく帯灰赤褐色
本種と異なりCYA培地で赤色色素を産生する
ITS+BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される